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主要事項説明資料 (5 ページ)

公開元URL https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/publication/p_plan.html
出典情報 規制改革実施計画(6/13)《内閣府》
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Ⅰ.地方創生

在宅医療における円滑な薬物治療の提供

○ 地域で在宅患者のケアを行う訪問看護ステーションに配置できる医薬品は、薬機法に基づく厚労省通知により、臨時応
急処置等に必要な滅菌消毒用医薬品及び7品目(浣腸液、床ずれ処置に必要な医薬品など)に限定。
※ 訪問看護師は、医師の処方指示や包括的指示(患者の病態変化を予測し、その範囲内で実施すべき行為を一括した指示)に基づき、当該医薬品を使用。

○ こうした中、24時間対応の薬局がない地域(全市町村の約15%)や薬局が閉店する夜間・休日に、脱水など在宅患者に
急な症状が発生した際、訪問看護師が必要な医薬品(点滴の輸液、解熱鎮痛剤等)を確保できない事例が発生。
○ このため、医師等との連携を前提に、在宅患者の急な症状に対応するために必要な医薬品(まずは点滴の輸液)を、
訪問看護ステーションに配置可能とするよう、厚労省通知を改正。(令和7年措置)
 いかなる地域・時間帯・場面でも、在宅患者の急な症状に応じて、必要な薬剤を円滑に提供できる環境を実現。
<薬機法(*)第25条に基づく厚労省通知により規定される訪問看護ステーションに配置可能な医薬品について、点滴等の輸液等を追加するよう通知を改正>
*医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(昭和35年法律第145号)

【点滴が必要となった事例】
・患者が脱水症状を呈しているため医師に報告したところ、
点滴の指示を受けたが、点滴を入手するのに医療機関ま
で往復2時間を要した。
・訪問看護ステーションに輸液があれば、すぐに点滴でき、患
者の症状もすぐに緩和できた。
▼訪問看護師による在宅患者への点滴

▼輸液の製品例

【24時間対応が可能な薬局がない地域(例:沖縄県19町村)】
伊平屋村

(凡例)
24時間対応が可能な
薬局がない町村

24時間対応が可能な
薬局がない町村のうち、
薬局がない町村

(参考)
24時間対応が可能な薬局が
ない市町村の各都道府県の
全市町村に占める割合
(上位3都道府県)
都道府県
沖縄県
奈良県
北海道
(全国)

[左図]社会医療法人創和会しげい病院HP「倉敷しげい訪問看護ステーション」より引用
[右図]大塚製薬工場医療関係者向け情報サイトにおける「フィジオ140輸液」より引用

伊是名村

割合(%)
46.3
41.0
35.8
(15.3)

大宜味村
伊江村
今帰仁村
粟国村
渡名喜村
渡嘉敷村

本部町

東村

恩納村

宜野座村
金武町 北大東村
与那原町

南大東村

座間味村

多良間村

竹富町
厚生労働省HPにおける「地域における薬局機
能に係る体制について」をもとに事務局作成

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