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【資料2】田中参考人提出資料 (23 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58633.html
出典情報 精神保健医療福祉の今後の施策推進に関する検討会(第7回 6/9)《厚生労働省》
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精神の問題か身体の問題かの鑑別
精神障害:重度知的障害・てんかん

20代女性
Jさん

病歴:元来施設入所中。てんかんに対してかかりつけ小児科より抗けいれん薬の処方あり。週末に
自宅に帰宅するたびに「けいれん発作」を起こしていた。ある時に「けいれん発作」が1時間以上持続
し、精神科のある総合病院へ救急搬送、入院。入院後は徘徊や所在不明になることがあり、精神
科転科、精神病床へ医療保護入院。病棟では「けいれん発作」は生じていなかった。自宅への試
験外泊を計画していたところ、「けいれん発作」が出現し、てんかんとしては非典型的で、けいれん中
の脳波では異常を認めず、心因性非てんかん発作(PNES)の診断。環境調整で軽快。

精神障害:重度知的障害・てんかん・意識障害
病歴:元来施設入所中。てんかんについては嘱託医より抗けいれん薬の処方あり。意識障害につ
いてPNESを疑われ、総合病院精神科閉鎖病棟へ医療保護入院。高アンモニア血症あり、抗けい
れん薬が多剤の処方となっていたため処方整理を行うも改善せず。アンモニア代謝の異常を疑い検
査したところカルニチン欠乏症の診断。カルニチンを補充すると意識障害は改善。知能検査では軽
度知的障害の水準であったことが判明し、グループホームへ退院。
30代男性
Kさん

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