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【資料2】田中参考人提出資料 (22 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58633.html |
出典情報 | 精神保健医療福祉の今後の施策推進に関する検討会(第7回 6/9)《厚生労働省》 |
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精神の問題か身体の問題かの鑑別
精神障害:転換症疑い(失立・失歩)
30代女性
Hさん
病歴:30代に入って離婚した頃から、気分の落ち込み、呂律不良、歩く時のふらつき、立ち上がれ
ないといった症状が出現し、精神科クリニック通院開始。抗うつ薬などでは改善せず、車椅子での移
動を要する状態となったため、精査目的に総合病院精神科紹介となり、開放病棟任意入院。診
察及び各種検査の結果から神経難病である脊椎小脳変性症の可能性が高まり、脳神経内科の
併診で確定診断。脳神経内科へ転科、一般病床へ転棟。
精神障害:急性一過性精神症
病歴:精神科既往歴なし。出勤途中のバス車内で突然大声をあげてバス運転手に掴みかかり警
察保護。留置所内でもまとまりのない言動が続き、頭を鉄格子に打ち付ける、皮膚を血まみれにな
るまでかきむしるなどしていた。そのため自傷・他害の虞があると判断され、総合病院精神科へ措置
入院。入院前の感冒症状などから自己免疫性脳炎が疑われ、脳波、頭部MRI、髄液検査などか
ら抗NMDA受容体抗体脳炎と判明し、ステロイドパルスなどの免疫療法で精神症状は軽快。自宅
退院。
40代男性
Iさん
21
精神障害:転換症疑い(失立・失歩)
30代女性
Hさん
病歴:30代に入って離婚した頃から、気分の落ち込み、呂律不良、歩く時のふらつき、立ち上がれ
ないといった症状が出現し、精神科クリニック通院開始。抗うつ薬などでは改善せず、車椅子での移
動を要する状態となったため、精査目的に総合病院精神科紹介となり、開放病棟任意入院。診
察及び各種検査の結果から神経難病である脊椎小脳変性症の可能性が高まり、脳神経内科の
併診で確定診断。脳神経内科へ転科、一般病床へ転棟。
精神障害:急性一過性精神症
病歴:精神科既往歴なし。出勤途中のバス車内で突然大声をあげてバス運転手に掴みかかり警
察保護。留置所内でもまとまりのない言動が続き、頭を鉄格子に打ち付ける、皮膚を血まみれにな
るまでかきむしるなどしていた。そのため自傷・他害の虞があると判断され、総合病院精神科へ措置
入院。入院前の感冒症状などから自己免疫性脳炎が疑われ、脳波、頭部MRI、髄液検査などか
ら抗NMDA受容体抗体脳炎と判明し、ステロイドパルスなどの免疫療法で精神症状は軽快。自宅
退院。
40代男性
Iさん
21