持続する身体合併症を有する精神障害者に持続しない身体合併症が生じる事例
精神障害

身体合併症1

▲
身体合併症2

精神障害：統合失調症・中等度認知症
身体合併症1：末期腎不全（血液透析中）・心不全・2型糖尿病
身体合併症2：大腿骨頸部骨折
80代男性
Gさん

病歴：血液透析の実施が可能なA精神科病院閉鎖病棟入院下で、週3回の血液透析を受けて
いる。深夜に転倒し、B整形外科クリニックで大腿骨頸部骨折の診断。本人・家族の手術希望が
強く、C総合病院精神科閉鎖病棟へ任意入院。腎臓内科の協力を得て血液透析を継続しつつ、
循環器内科による心不全の加療、代謝内分泌科による糖尿病コントロールを行い、整形外科によ
り大腿骨頭置換術を実施。その後、リハビリテーションを経て独歩可能となり、転院3か月後にA精
神科病院へ転院。

A精神科病院

整形外科・麻酔科
腎臓内科・循環器内科・代謝内分泌科

B整形外科クリニック

C総合病院精神科

精神科

場合によっては介護・福祉
サービスや行政との連携も
→総合病院内における
「にも包括」
17