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【資料2】田中参考人提出資料 (16 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58633.html
出典情報 精神保健医療福祉の今後の施策推進に関する検討会(第7回 6/9)《厚生労働省》
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精神障害を有する者に持続する身体合併症が生じる事例
精神科病棟
・精神科看護の観点
・精神科の治療空間が持つ時間の流れ

精神障害
身体合併症

精神障害:統合失調症、身体合併症:2型糖尿病・糖尿病網膜症・糖尿病性腎症

60代女性
Cさん

病歴:20代の頃に統合失調症を発症し、以降、入退院を繰り返しながらグループホームで生活し
ていた。糖尿病は内科に通院していたが内服やインスリンは不規則で、精神症状が増悪すると血糖
コントロールも悪くなっていた。経口血糖降下薬やインスリンの調整については、時に入院下での調
整を要したが、一般病床では本人は落ち着かずに2-3日で退院してしまうことが続いたため、総合
病院精神科開放病棟へ任意入院。血液透析導入。

精神障害:統合失調症、身体合併症:前立腺癌
病歴:30代前半より統合失調症で精神科病院長期入院中。60代より前立腺癌の診断で、精
神科病院入院しながら、近医泌尿器科クリニックに定期通院していた。多発骨転移・肺転移により
疼痛と呼吸苦が増悪したが、幻覚妄想も根強く一般病床での入院も困難であったため、緩和ケア
チーム介入の下、総合病院精神科入院でのお看とり。

70代男性
Dさん

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