よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1_第13回検討会の主なご意見 (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57935.html
出典情報 薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会(第14回 5/19)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

ことがあれば、それにこしたことはないのかもしれないが、そうではない場合、輸液だ
けを対象とすることでいいのかどうかということは、何でも置けばいいというものでも
ないと思うが検討いただきたい。
36.予見できるものは非常に狭いと考えていただかなければいけない。輸液でも、いわゆる
等張の輸液は5種類、低張の電解質の補液にも4種類ある。これらについては、治療と
して継続しているものだから患者宅に置いてある。予見はできても、ある程度状態が変
わってきたときは、その輸液では対応できない。このため、例えば訪問看護ステーショ
ンに置くのであれば、4種類、5種類の輸液を複数置いておかなければいけないため、
在庫もかさばる。患者が複数であればさらに負担が増える。在庫ロスもあるので、それ
を考えると今の訪問看護ステーションの状況では財力的に大変であると考える。個々の
訪問看護ステーションが無理にならないような仕組みを考えていかなければいけないの
ではないか。
37.今回の議論の中で訪問看護ステーションに配置する薬の中に輸液がこのように検討され
たということに関しては、現場感覚では非常にありがたいと思っている。他のいろいろ
な方法で対応できない場合において使用するものであったとしても非常にありがたい。
例えば、脱水の対応を考えただけでも、ここ数年の事例を考えると、助かったと考えら
れるものがどれだけあるか。ただ、点滴は針やセットなどが必要であり、訪問看護ステ
ーションでもそういう物品を置くことは可能なことにはなっているが、今まではそうい
った物品を提供いただいて対応している。コストの負担もあるので必要な物品も手に入
りやすいような方法が必要と考えている。
38.訪問看護ステーションに輸液を置く場合に行政に届出や報告が必要であることは当然と
思っている。報告をきちんとすることで、訪問看護ステーションの現状など薬に関して
様々な情報がもっとわかるようになるのは重要である。一方で、軟膏や解熱剤なども置
けるとすればありがたく、利用者のためになるだろうと思っている。
39.在宅に OTC 医薬品を購入して置いておくとしても、患者の状況を考えると、買いに行く
のも訪問看護師になるだろうと想像される。
40.薬の管理について、患者宅に点滴を置くことのリスクとして、どこにあるのか、いつの
ものだか分からないということがある。そういうことを回避するためにも、訪問看護ス
テーションに置ける医薬品が訪問看護ステーションに1つでもあれば、非常にありがた
いですし、地域の薬剤師の方々からも、OTC 医薬品を使うにしても助言をいただけると
助かるので、そのようなことを記載いただきたい。
41.今般、訪問看護事業所に置いておける医薬品として輸液が提案されたことに関して大変
意義があると思っている。ただ、輸液以外にやはり必要な物品があるので、それに関す
る対応についても御検討いただきたいと思っているほか、今回の会議や実態調査の結果
では、解熱鎮痛剤や軟膏等も使用頻度が高いということが把握されているので、何とか
保管・管理できるような工夫がないものかと考えている。それらを対象の医薬品に含め
ない理由として、事前に処方できる OTC 薬への対応が可能と取りまとめ案には書かれて
いるが、なかなか OTC 薬を買いに行けない、もしくは買いに行こうと思うと薬局が閉ま
6