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看護業務効率化取り組みガイド (3 ページ)

公開元URL https://www.nurse.or.jp/nursing/assets/korituka-guide.pdf
出典情報 看護業務効率化取り組みガイド(3/29)《日本看護協会》
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はじめに

わが国では、医療・介護を取り巻く社会情勢が大きく変容しています。特に超高齢
社会において、看護の対象者を医療と生活の両面から支をることのできる看護職へ
のニーズや期待は高まっており、あらゆる場において看護の専門性の更なる発揮が求
められています。他方で、少子化により生産年齢人口が減少しているため、限られた
人材で国民に安心で安全で、質の高い看護を提供していかなければなりません。

2023年10月に、約30年ぶりに改定された「看護師等の確保を促進するための措
置に関する基本的な指針]においても、看護職の確保と就業継続に向けた勤務環
境改善を推進する方策の一つとして、看護業務効率化の必要性が示されました。

看護職が専門性を発揮し、今後も、より良い看護をし続けていくために、あらゆる
看護実践の場において看護業務の効率化が不可欠です。

公益社団法人日本看護協会では、2019年度から5年間にわたり厚生労働省補
助金事業「看護業務効率化先進事例収集・周知事業」 を実施し、看護実践の場に
おける看護業務効率化の必要性を訴えをるとともに、看護業務効率化に取り組む先
進的・先駆的事例の収集・周知・普及に取り組みました。

事業を通じて、看護業務効率化の取り組みを導入する際のヒントやノウハウを著
積することができ、これらの事業成果をふまるそ、今後もさらに多くの施設で看護業
務効率化の取り組みが進められるよう、本ガイドを作成しました。看護業務効率化
の考え方を整理するとともに、看護業務効率化を進めていくうえでの取り組みプロ
セスを解説しています。本ガイドの対象は、看護管理者だけでなく、看護実践の場
で働くすべての看護職員です。

貴施設内で、「看護業務効率化]の考え方や目的に関する共通認識を持ち、
解決に向かって進めていけるよう 、本ガイドを活用いただけますと幸いです。





2024年3月
公益社団法人 日本看護協会
会長 高橋 弘枝