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看護業務効率化取り組みガイド (25 ページ)

公開元URL https://www.nurse.or.jp/nursing/assets/korituka-guide.pdf
出典情報 看護業務効率化取り組みガイド(3/29)《日本看護協会》
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如護業務効率化の
取り組みの継続・発展

1. 看護業務効率化の継続発展に向けて

第 3

(1-1) 定期的な評価・見直しの必要性

第2章の手順に沿って看護業務効率化に取り組み、期待していた成果が得られたら、その取り組みの定着や
発展を目指しましょうつ。そのためには、取り組みを継続するながで新たな課題はなかいか、さらなる発展の可能
性はないか、また、看護部門や組織の現状に合つているかなど、定期的に評価を行つ必要があります。評価に
あたっては、例えば、プロジェクトチームの継続や業務改善のための委員会など、取り組みを継続し定期的に
評価する仕組みを構築し、取り組み結果のデータや運用方法等を一力所に集約することも一つの方法です。

(1-2) 取り組みの継続のために

期待していた成果が得られた取り組みを継続しこいくだためには、実際に取り組む看護職員の間にその
取り組みを定着させる必要があります。一人ひとりの看護職員が、
し、取り組みに参加することが大切です。同じ部門で同じ取り組みを継続していても、その目的や意
共有されていなければ、取り組み自体が形骸化してしまつ可能性もあります。

目的意識をもって取り組みを継続するには、成果を皆で共有し、実感できるよつ、看護職員に積極的に
発信していくことが大切です。例えば、看護管理者の会議や職員研修の活用、組織内のイントラネットや
広報媒体を活用しても良いでしょうつ。また、看護管理者が、職場をまわり、声をかけるなごどの働きかけも有
効です。特に、新入職員なごど新たに加わる看護職員に対しては、取り組みの経緯や育景も含めて丁寧に説
明し、同じ目的に向かって取り組みを進めていけるような体制を整えましょうつ(P25コラム参照) 。

(1-3) 取り組みのさらなる発展に向けて

取り組みがある程度定着してきたら、さらに発展させることや、別の取り組みを組み合わせることでさらな
る成果が期待できないかが検討しましょつ。第2章の取り組みプロセスのなかで、抽出されただ別の課題解決に着
手しても良いでしょう。一度目標を達成した取り組みをさらに良い成果が得られるよつ改善したり、あるいは
新たな取り組みを組み合わせることで相乗効果が生まれ、さらなる看護業務の効率化の成果が期待できます。

また、者護業務効率化に取り組んだ内容は、組織内や部門内にことどめず、外部に向けて積極的に発信し
しょつ。取り組みを発信し、他施設と取り組み内容を共有することで、さらなる取り組みのヒントを得たり、
他施設が抱えている課題を知ることによって目施設の課題を見直すきつっかけにもなります。例えば、看護や
医療経営に関わる学会等において業務改善の実践報告として発表することで、取り組みに興味のある他施
設と交流することができます。