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看護業務効率化取り組みガイド (17 ページ)

公開元URL https://www.nurse.or.jp/nursing/assets/korituka-guide.pdf
出典情報 看護業務効率化取り組みガイド(3/29)《日本看護協会》
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取り組み内容の検討

1. 課題解決に向けた取り組みの検討

抽出・整理した課題をでのように解決していくかがを検討する段階です。前述したように、課題こは「ある
べき姿と現状とのギャップ」なので、現状を変え、あるべき姿を実現するためにはごのような取り組みが
有効かを考えます。取り組みの方向性については、以下を参考に検討すると良いでしょつ。

e 不要にもかかわらぎ実施している業務をやめることはできないか

e 実施している業務の雷や回数を減らすことはできないか

e 内容が重複しこいることを 1 つにまとめられないか

e 負荷が大きい業務を他職種に分割/移譲・委譲できないか

e 体制や分担等を変更することはできないか

@ 混在している方法を統一することはできないか

e 人手を介して行っていることを機器やICT技術の導入で代替できないか

ただし、例えば時間短縮といつ効率化を目指すわあまり、本来看護職員が行つ業務を手放すよつなことに
なったり、患者・利用者の安全・安楽等が脅かされたりするようなことがあってはなりません。取り組むに
あたって必要な以下の5つの視点(詳細はP 9・10参照)を踏まえ、取り組みを検討しましょうつ。

e 看護の専門性の視点(専門性の保持

@ 医療安全の視点

e 働きがいの視点

e 価理的な視点(看護の対象者に不利益がない)
@ 法律的 ・制度的な視点

表1では、看護業務効率化で解決可能な課題(P.8)で挙げた3つの点をもとに、課題別の方策の例を示し
ています。こごこれらは一例ですが、自分たちの看護部門のミッションンビジョンや抽出した課題に応じた方
策を検討する際の参考にしてください。

また、取り組みの検討においては、先行事例を参考にすることも有効です。日本看護協会が運営する「看
護業務効率化先進事例収集・周知事業ポータルサイト]」(https://kango-award.jp/) では、「看護業務の
効率化先進事例アワード」を受賞した取り組み(P26一28) の詳細を動画や事例集として紹介しています。
取り組みの背景から課題設定取り組み内容、成果・効果なごどをまとめているので、取り組みを具体的に検
討するつえで役立つはずです。

加そて、現在多くの施設が看護業務効率化に取り組んでおり、学会発表や論文、雑誌・書籍等から情報が
入手できます。同じように働き方改革や業務効率化に取り組む他職種の事例や、看護・医療以外の他業界
の事例が参考になることもあるでしょう。