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(別添)医療広告規制におけるウェブサイト等の事例解説書(第4版)(案) (28 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_39011.html
出典情報 国民・患者に対するかかりつけ医機能をはじめとする医療情報の提供等に関する検討会 医療機能情報提供制度・医療広告等に関する分科会(第3回 3/25)《厚生労働省》
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1. 広告が禁止される事例

(21)複数のビフォーアフター写真(省令禁止事項)
複数のビフォーアフター写真について、まとめて詳細な説明が
付された表現

複数のビフォーアフター写真の表現に係る改善例

複数のビフォーアフター写真について、術前又は術後の写真に通
常必要とされる治療内容、費用等に関する事項や、治療等の主
なリスク、副作用等に関する事項等の詳細な情報を、まとめて付し
ているものは、広告することはできない。

ビフォーアフター写真の掲載に必要な、術前又は術後の写真に通
常必要とされる治療内容、費用等に関する事項や、治療等の主
なリスク、副作用等に関する事項等の詳細な情報を、それぞれに
付すことにより広告が可能となる。
※以下は一例であり、広告の具体的な内容に応じて、実際のウェ
ブサイトにおける全体の構図や医学的状況等を考慮して、誤認を
与えない対応が必要である。

事例 複数の治療方法の写真をまとめて説明

https;//www.abcde.biyou.com

症例紹介
症例①

20代男性。足の脂肪吸引の手術。

症例紹介
症例①

足の脂肪吸引(ベイザー脂肪吸引法)

術前
治療内容

術後
症例②

術前
症例③

術後

治療期間・回数 半日(日帰り)
費用

200,000円~300,000円

リスク・副作用

治療部位の皮下出血や腫れ、一時的なしびれ
などが起こることがあります。ごく稀に大出血や腹
膜穿破が起こりえます。脂肪塞栓や重篤な感
染症(腹膜炎)で入院を要し生命の危機に
及んだという症例の報告もあります。

症例②

解説
複数の治療方法の写真に対
して説明をまとめて記載して
いる

・・・・



治療内容

皮下脂肪内に大量の局所麻酔薬を注射しま
す(チュメセント法)。皮膚の複数個所に吸引
管が入る程度の切開(数ミリ程度)をして皮
下脂肪を吸引します。傷は糸やテープなどで閉
鎖して治療部位は包帯やガーメント(腹巻やコ
ルセットを含む)で圧迫固定します。

術後

腹部の脂肪吸引(チューメセント法)

局所麻酔を行い、皮膚を切開し、脂肪を柔ら
かくした後に、脂肪吸引を行いました。

40代女性。下腹部の超音波併用脂肪吸引

術前
治療内容

治療期間・回数 1-2回
費用

150,000円~200,000円

リスク・副作用

内出血、術後の腫れ、痛み

術後

術後

皮下脂肪内に大量の局所麻酔薬を注射しま
す(チュメセント法)。皮膚の複数個所に吸引
管が入る程度の切開(数ミリ程度)をしてから
超音波で皮下脂肪に熱を与え柔らかくして、皮
下脂肪を吸引しやすくしてから吸引します。傷は
糸やテープなどで閉鎖して治療部位は包帯や
ガーメント(腹巻やコルセットを含む)で圧迫固
定します。

治療期間・回数 半日(日帰り)

解説
それぞれの写真に対して術前又は術後の
写真に通常必要とされる治療内容、費用
等に関する事項や、治療等の主なリスク、
副作用等に関する事項等の詳細な情報
を付す

費用

500,000円~800,000円

リスク・副作用

治療部位の皮下出血や腫れ、一時的なしびれ
などが起こることがありますが、超音波を使用し
ない場合よりこれらのリスクが低減することが期
待できます。超音波の熱による熱傷(やけど)
の可能性があります。大出血や脂肪塞栓などの
生命の危機に及ぶリスクについては超音波を使
用しない方法との優劣について結論は出ていま
せん。

医療法関連法令

法第6条の5第2項第4号、規則第1条の9第2号

医療広告ガイドライン

第3の1 (7) 治療等の内容又は効果について、患者等を誤認させるおそれがある治療等の前又は後の写真等

医療広告ガイドラインに関するQ&A

Q2-8

28