よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1 医道審議会医師分科会医師臨床研修部会報告書(案)ー医師臨床研修制度の見直しについてー (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38268.html
出典情報 医道審議会 医師分科会 医師臨床研修部会(令和5年度第6回 3/8)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

1.臨床研修の到達目標、方略及び評価について
〈現状・課題〉
○令和2(2020)年度から、従来の「臨床研修の到達目標」を改訂した「臨床研修
の到達目標、方略及び評価」が適用されている。この「臨床研修の到達目標、
方略及び評価」は、卒前と卒後の医師養成過程を整合的なものとする観点から、
医学教育モデル・コア・カリキュラム(平成 28 年度改訂版)と整合的なもの
となるよう策定された。
○到達目標は、
「医師としての基本的な価値観(プロフェッショナリズム)」、医
師として到達すべき「資質・能力」及び医師としての「基本的診療業務」を主
たる構成要素とした。
○方略は、内科、救急及び地域医療に加え、外科、小児科、産婦人科及び精神科
を必修化するとともに、臨床推論を的確に行う能力の重要性を踏まえ、一般外
来における研修を追加した。
○評価は、到達目標の項目ごとに、研修医に求められる修得の程度を示すととも
に、評価方法を提示し、標準化した。
〈見直しの方向性〉
○現時点では、
「臨床研修の到達目標、方略及び評価」に基づく臨床研修が開始
されてから十分な期間が経過しておらず、その評価が困難であることから、今
回の制度見直しにおいては、
「臨床研修の到達目標、方略及び評価」は改訂し
ないこととすることが適当である。
○今後、
「臨床研修の到達目標、方略及び評価」に基づく臨床研修を修了した研
修医、指導医及びプログラム責任者に対するアンケート調査の結果、基本的臨
床能力評価試験3の結果のデータ、卒後臨床研修医用オンライン臨床教育評価
システム(PG-EPOC)に蓄積されたデータ等を活用して、今般の改訂の効果、
改善点等を分析し、次の改訂につなげることが必要である。その際、医学教育
モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版)4との整合性を図ることが
重要である。

3

特定非営利活動法人日本医療教育プログラム推進機構(JAMEP)が、臨床研修のアウトカ
ムの客観化を目的として実施している、研修医を対象とした到達度評価試験。令和5
(2023)年1月実施の試験には、662 医療機関から 9,011 人の研修医が参加した。

4

令和6(2024)~11(2029)年度入学生に適用予定。
3