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資料3 第3期がん対策推進基本計画中間評価報告書案 (45 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24471.html
出典情報 がん対策推進協議会(第78回 3/16)《厚生労働省》
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ピアサポーターについて知っているがん患者の割合、利用したことがある人の割合
は低く、課題である。また、ピアサポート35活動の質の充実も必要である。「がん総合
相談に携わる者に対する研修事業」において、患者団体及び関係学会と連携し、研
修プログラム・テキストの改訂、都道府県に対する研修の企画やフォローアップに関
する支援、がん患者・拠点病院等・都道府県向けの研修等を行っている。
治療開始前に病気のことや療養生活に関して相談することができたと感じる患者の
割合、家族の悩みや負担を相談できる支援が十分であると感じている患者・家族の
割合は、成人では増加しており、一定の評価はできるが、更なる充実が必要である。
がん診断~治療開始前に病気や療養
3021 生活について相談できたと感じるがん
患者の割合36(3002 の再掲)

2018 年度
76.3%

2014 年度
67.4%

家族の悩みや負担を相談できる支援が
3022 十分であると感じているがん患者・家族
の割合(3003 の再掲)

2018 年度成人:48.7%
(補正値37:57.6%)
2019 年度小児:39.7%

2014 年度
成人:37.1%

がん相談支援センター/相談支援センタ
3023 ーについて知っているがん患者・家族
の割合

2018 年度成人:66.4%
2019 年度小児:66.4%

2014 年度
成人:56.0%

3024

ピアサポーターについて知っている
がん患者の割合

2018 年度 27.3%

②情報提供について
(進捗状況及び指標測定結果)
がんに関する情報は、膨大で、科学的根拠に基づいているとは言えない情報が含
まれていることがあり、国民にとって分かりやすく正しい情報を届けることが重要であ
る。そのため、がん情報サービスにおいて、標準治療や治験、療養等に関する情報
提供を行うとともに、がん診療連携拠点病院等の整備指針において、自施設で標準
的治療を提供できるがん種についてホームページ等で広報することや、がんゲノム医
療や AYA 世代にあるがん患者への治療・支援などについて、患者への情報提供を
求めている。また、がん教育についても、がん診療連携拠点病院等に対して、学校な

35

がん患者・経験者やその家族が、同じような経験を持つ者と体験を共有し、問題解決のために
共に考える取組のこと。
36
項目番号 3021-3024 の患者体験調査の対象となる患者は 19 歳以上。項目番号 3022・3023
の小児患者体験調査の対象となる患者は 18 歳以下。回答者はその家族等。
37
前回調査と比較するために、実測値に比較補正係数をかけた値。
45