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総ー2○歯科医療(その2)について (62 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00224.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第565回 11/17)《厚生労働省》
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中 医 協

障害による口腔の特徴等
精神発達・心理的発達と行動の障害
知的障害(精神遅滞)
・精神遅滞の原因疾患の特徴として、エナメル質減形成、過剰
歯、先天性欠如歯、不正咬合、口蓋裂などがみられる。
自閉性障害/広汎性発達障害自閉症

・精神遅滞の状態、行動の調整の困難性などにより、う蝕の罹
患状況は異なる。
・歯口清掃不良によって進行した悪習癖が見られることがある。
・口腔の悪習癖から、二次的に歯列・咬合に異常をきたすこと
がある。
・対応に際しては、一人ひとりの特性にあった環境を整えること
が重要。

総 - 3

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神経・運動障害
脳性まひ
・口腔衛生管理の不備や口腔機能の障害による自
浄作用の低下により、う蝕や歯周疾患の罹患率が
高くなる。
・未処置歯や口臭、歯石沈着や食物滞留が多く見ら
れる。

筋ジストロフィー
・約50%以上に開咬がみられる。
・咀嚼筋の萎縮により、咬合力の低下や巨舌が原因
で歯列弓拡大等が見られる。
・進行に伴い摂食・嚥下障害がおこる。

強度行動障害
・歯磨きをさせない、口を開けない、歯磨き習慣が定着しない、
暴れるため通院できない、抑制できないなど歯科保健医療管
理が非常に困難。
・歯科保健医療管理に関して、口を開けない、暴れる、歯磨き
をさせないなど困難を伴うことが多い。
・歯磨きの習慣の定着が難しく、予防も困難。
出典:日本学校歯科医会「特別支援が必要な児童生徒に対する学校歯科保健」

重度心身障害
・狭窄・V字歯列の歯列以上が上顎に多く見られる。
・咬合異常がある。
・てんかん発作による歯の破折、脱臼等がみられる。

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