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【資料1】介護老人福祉施設 (52 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36375.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第231回 11/16)《厚生労働省》
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令和6年度の同時報酬改定に向けた意見交換会 関連する課題・検討の視点
【テーマ4】高齢者施設・障害者施設等における医療
主な課題
(1)高齢者施設・障害者施設等の医療提供機能について
○ 特養において提供可能な医療については、酸素療法(酸素吸入)を行うことが可能な施設が約 54%、静脈内注射
(点滴含む)が約 32%、喀痰吸引(1 日 8回以上)が約 24%である。



退所者のうち 69.0%が死亡によるものであることや、83.0%の特養が施設における看取りに対応していることか
ら、「終の棲家」としての機能は一定程度果たしているといえる。



そうした中、特養における配置医師が行う健康管理や療養上の指導は、介護報酬において評価されているが、配置
医師との契約形態等により、配置医師が不在時において、急変時の対応が難しい状況が発生しうるという指摘もあ
る。実際に、配置医師が不在時に生じた急変等の対応方法としては「配置医師によるオンコール対応」は平日・日
中:63.2%、平日・日中以外:38.2%、「配置医師以外の医療機関によるオンコール対応」は平日・日中:16.0%、
平日・日中以外:30.3%、「上記は実施せず、救急搬送」は平日・日中:26.0% 平日・日中以外:38.2%となっ
ている。



また、配置医師緊急時対応加算の算定率が 5.9%にとどまっていることや、看取りを受け入れられない場合がある
理由として「対応が難しい医療処置があるため」と回答する施設が 48.8%あり、医療対応が必要な場合でも可能な
限り施設で生活を送ることができるようにする観点から、更なる取組みが求められる。

検討の視点
(1)高齢者施設・障害者施設等の医療提供機能について
〇 必ずしも常勤でないものの医師の配置が義務づけられている特養における医療ニーズへの適切な対応のあり方につ
いて、どのように考えられるか。
令和5年4月19日 令和6年度の同時報酬改定に向けた意見交換会(第2回)資料1抜粋

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