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○入院(その3)について 総-2 (169 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00223.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第564回 11/15)《厚生労働省》
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回復期入院医療に係る課題
地域包括ケア病棟について
(1) 概要について
・ 地域包括ケア病棟には、①急性期治療を経過した患者の受け入れ、②在宅で療養を行っている患者等の受け入れ、③在宅復帰支援の3つ
の機能がある。
(2) 地域包括ケア病棟における救急患者の受け入れについて
・ 2040年を展望すると、65歳以上人口の伸びは落ち着くが、2025年までの間、一時的に75歳以上人口が急増すると予想され、2030年代前半に
は、85歳以上人口の増加率が増加する。
・ 高齢者の人口増加に伴い、高齢者の救急搬送人員が増加し、中でも軽症・中等症が増加している。
・ 地域包括ケア病棟に入棟している患者のうち、救急搬送後、他の病棟を経由せずに地域包括ケア病棟に直接入棟した患者は、医師による診
察の頻度、必要性が高い傾向にあった。またDPCデータにおいては、地域包括ケア病棟において、緊急搬送され直接入棟した患者は、包括範
囲の医療資源投入量が多い傾向が見られた。
(3) 地域包括ケア病棟における短期滞在手術等について
・ 短期滞在手術等基本料3を算定する患者の割合が高い地域包括ケア病棟は、自院の病棟から転棟した患者割合が低く、家庭から入棟した
患者割合が高く、自宅等に退棟した患者割合が高い傾向にあった。

(4) 地域包括ケア病棟の入院期間と患者の状態について
・ 地域包括ケア病棟に入棟している患者について、入棟経路により傷病は異なるが、在棟日数に大きな差はない。
・ 地域包括ケア病棟入院料を算定する患者における、1日あたりの医療資源投入量(包括範囲)の、入院後の推移は、入院後、徐々に低下する
傾向であった。
・ 地域包括ケア病棟における重症度、医療・看護必要度の該当患者割合にはばらつきがある。

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