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令和5年7月 令和5年度第2回定例記者会見 会見資料 (22 ページ)

公開元URL http://nuh-forum.umin.jp/report/kaigi/230703.html
出典情報 国立大学病院長会議 令和5年度第2回定例記者会見(7/3)《国立大学病院長会議》
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テーマ(2)スマートホスピタル、医療DXについて
今後の取り組みの方向性や課題

ディスカッションで出された意見から抜粋

【スマートホスピタル、医療DXの推進】

・政府が進める医療DXや複数の地域医療ネットワークとの連携、共存、差別化について要検討
・各医療機関による直接予約、オプトアウト同意、ルールが簡素化・平準化したネットワークの構築
・行政が旗振り役を担い、大学病院、地域の医療機関、行政の連携によるネットワークの構築
・大学病院が高度な医療を広く提供するツールとして、オンライン診療を活用するため、診療報酬の対象範囲や評価見直しを要望
・情報漏洩のリスクなどを踏まえ、全国共通のオンライン診療システムの検討
・国立大学病院におけるICTを推進する人材確保・育成の方策を検討、情報人材の処遇待遇の改善
・在宅等での電子カルテ利用は働き方改革に効果があり、医療安全等を踏まえた適切なルールが必要

【患者情報の取扱等、リスクを踏まえた院内ルール確立等】

・手術動画など病院コンテンツの学術利用ルールの策定、次世代医療基盤法による企業への提供方針の策定
・chatGPTなどのAI技術を活用した医療情報の利活用環境整備や利用方針の明確化が必要

【サイバーセキュリティー対策】

・専門知識を持った人員の確保や情報インフラの設備投資には多額の費用が必要であり、診療報酬での評価や国の支援を要望

【その他】

・継続的な医療DXの推進には、診療報酬においてDXの取り組みを評価する加算の新設を要望する

・医療機関でやりとりされる診療情報の電子化、文字のテキスト化、電子カルテへの移行には国、行政の強力なリーダーシップが必要

ご支援・ご協力いただきたいこと
・労働人口が減少する中で働き方改革を進めていくには、医療DXの推進は必要不可欠であるが、設備投資などの体制整備には
多額の資金が必要。各大学で個別に対応するには限界があり、国の支援を強く要望する
・地域(自治体)との連携推進についても、国の働きかけを要望する

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