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令和5年7月 令和5年度第2回定例記者会見 会見資料 (21 ページ)

公開元URL http://nuh-forum.umin.jp/report/kaigi/230703.html
出典情報 国立大学病院長会議 令和5年度第2回定例記者会見(7/3)《国立大学病院長会議》
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テーマ(1)医師の働き方改革について
ディスカッションで出された意見から抜粋

今後の取り組みの方向性や課題
・医師の働き方改革を実現するためには、適切な労務管理とタスク・シフト/シェアの推進は不可欠であり、長時間労働医師を多く抱
える国立大学病院は、率先してこれに取り組まなければならない
・しかし、兼業先を含めた労働時間管理や長時間労働医師への面接指導の厳格化など、前例のない労務管理への対応のため、医師本人、
管理監督者、事務担当者の負担は増大する。特に、地域への医師派遣を使命とする国立大学病院にあっては、他の医療機関とは比較
にならないほどの膨大な事務量を抱えることが予想される
・タスク・シフト/シェアの推進により、メディカルスタッフの負担が増大しており、インセンティブの付与や人員増強も検討する必
要が生じている。しかし、特に地方においては、看護職員をはじめメディカルスタッフの人材不足が続いている
・マンパワー不足に対応するためにも、医療DXの推進が不可欠である。また、業務効率化や書類作成、転院調整の簡略化が必要

ご支援・ご協力いただきたいこと
・労務管理にかかるコスト増や医療DXの推進に対する財政支援
・全医療機関が利用できるような労働時間管理ための統一システムの構築
・医療人材の育成・先端医療の研究・地域医療への貢献といった使命を課された大学病院の特殊性を考慮した柔軟な労働時間管理など、
法整備の検討
・メディカルスタッフや医師事務作業補助者などへのタスク・シフト/シェア推進のための財政支援
・医師の働き方改革に関する国から国民への啓発活動の推進
・国・地方自治体における各種行政手続きの簡略化(様式の統一、オンライン化等)の推進を要望
・働き方改革だけでなく、地域医療構想・医師の偏在対策と合わせた三位一体改革の推進を要望

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