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薬-1○関係業界からの意見聴取について (21 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212451_00073.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 薬価専門部会(第209回 9/20)《厚生労働省》
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基礎的な医薬品

医療上の必要性が高い医薬品の安定確保を後押しする仕組みについて
〈薬価を下支えするルール〉

〈薬価と製造原価の推移イメージ〉

ルールの位置づけ等
基礎的医薬品

・医療上の必要性が高い医薬品について不採算品再算定や最
低薬価になる前に薬価を下支えする仕組み
・「過去に不採算品再算定適用」「病原生物」「麻薬」「安定確
保医薬品A」など、対象品目の範囲は限定的

不採算品再算定

・医療上の必要性が高い医薬品について、不採算となっている
場合に薬価を引き上げる仕組み
・不採算以外の要件を満たすのみに適用

最低薬価

・剤形毎に設定されており、最低限の供給コストを確保するため
の仕組み

薬価
基礎的医薬品

不採算品再算定
製造原価

最 低 薬 価

【2022年度薬価改定時(収載品目数:13,370品目)】
基礎的医薬品 :1,073品目(8.0%)
不採算品再算定: 440品目(3.3%)

○今後も物価高騰等の影響を受ける可能性が高いことを踏まえれば、改定によって必然的に薬価が低下する薬価制度における
現状の下支えルールでは、医療上の必要性が高い医薬品の安定確保を後押しするには十分とは言えないと認識

将来にわたり医療上の必要性が高い医薬品の安定確保を後押しするために、急激な物価上昇
等に対応し得る薬価制度について、薬価改定のあり方も含め検討を行うべきである。
次期薬価改定においては、医療上の必要性が高い医薬品の薬価を下支えするルールの充実化
を図ったうえで、薬価上の手当てが必要な品目への対応をお願いしたい。
併せて、古くから薬価収載されている品目について、その医療上の必要性を判断する仕組みが
必要であり、まずは安定確保医薬品の精査が必要である。

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