よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


薬-1○関係業界からの意見聴取について (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212451_00073.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 薬価専門部会(第209回 9/20)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

② 有用性加算などの評価を拡充
ドラッグラグ・ロスに係る問題点
現状の有用性系加算体系では、実薬比較臨床試験が困難※な領域での新薬や新たなモダリティなど従
来と異なる概念の新薬、早期に日本に上市される新薬の評価が困難である
審査報告書以外の薬事承認に関わらないデータ等は、加算の評価に十分に考慮されていない
※比較対照となる薬剤が存在しないこと、患者数が少ないまたは疾患の特性により統計的に有効性を示すことが難しいこと

意見
【加算で評価すべき要素】
収載時点ではガイドライン等への記載が無くても、薬価収載後には本邦で標準的治療法となることが
明らかであると見込まれる場合には加算を適用すべきである
現行の加算要件では評価がされにくい患者・家族の社会生活上の有用性については、治験の評価項
目として有用性が検証されている場合には、加算として評価可能とするべきである
長期間新薬が上市されていない領域や開発リスクが高い領域の品目について、そのような領域の開
発をより促進する観点から、評価する必要がある
【加算評価の際に活用すべきエビデンス】
希少疾病用医薬品など、実薬との直接比較試験の実施が困難な領域では、適切な統計学的処理がな
された間接比較データも加算根拠として受け入れ可能とするべきである
評価の根拠とするデータについて、審査報告書だけでなく範囲の拡充について検討すべきである

10