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2009年05月01日(金)
臨床研修制度の見直し等を踏まえた医学教育の改善策をとりまとめ 文科省
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文部科学省は5月1日に、医学教育カリキュラム検討会の意見のとりまとめとして、「臨床研修制度の見直し等を踏まえた医学教育の改善について」を公表した。
資料では、(1)基本的診療能力の確実な習得と将来のキャリアの明確化(2)地域の医療を担う意欲、使命感の向上(3)学習成果を生かす多面的な評価システムの確立―などについて、方向性と方策が示されている(p2~p10参照)。また、今後の検討では、モデル・コア・カリ・・・
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2009年04月30日(木)
新人看護職員研修ガイドラインの策定及び普及に向け検討開始 厚労省
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厚生労働省は4月30日に、「新人看護職員研修に関する検討会」の初会合を開催した。同検討会は、看護基礎教育と臨床現場との乖離を埋めるため、新人看護職員研修の実施内容等の検討が大切であることから、臨床実践能力を高めるための新人看護職員研修ガイドラインの策定及び普及のための具体的方策を検討するために設置された(p3参照)。
この日は、新人看護職員研修の現状と課題(p5~p18参照)が議論された他、新人看・・・
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2009年04月29日(水)
豚インフルエンザの症例定義と届出様式を定め、医療機関に周知徹底を要請
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厚生労働省が4月29日に、都道府県等の新型インフルエンザ担当部(局)長宛てに出した通知で、新型インフルエンザ(豚インフルエンザH1N1)に係る症例定義及び届出様式に関するもの。
通知では、今般、メキシコや米国等で確認された豚インフルエンザH1N1を、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第6条第7項に規定する新型インフルエンザ等感染症として位置づけたとしている。その上で、症例定義・・・
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2009年04月23日(木)
パブリックコメントに基づき、臨床研修制度に関する改正省令案等を修正
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厚生労働省が4月23日に開催した、医道審議会の「医師分科会医師臨床研修部会」で配布された資料。この日は、「医師法第16条の2第1項に規定する臨床研修に関する省令の一部を改正する省令」及び関連通知の一部改正(案)に関して議論が行われた。
資料では、パブリックコメント手続きを実施した結果、募集期間内に1241件の意見が寄せられた、としている(p4参照)。また、寄せられた主な意見等を取りまとめ、意見に対する考・・・
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2009年04月22日(水)
財政審の議論に対する見解を公表 日医
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日本医師会は4月22日に開催した定例記者会見で、財務省財政制度等審議会(以下、財政審)の議論に対する見解を公表した。これは財政審が4月21日に公表した資料に対するもの。
日医が示した資料では、日本の医療に関して、財政審は「我が国においては平均在院日数が長く、受診回数は多い傾向」と述べているが、第一に、こうした包容力のある医療提供体制の下で、日本の健康長寿が達成されてきたことを認識すべきである、として・・・
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2009年04月20日(月)
パンデミックワクチンの製造能力強化に15億円 第2次補正予算
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厚生労働省が4月20日に開催した、新型インフルエンザ専門家会議で配布された資料。この日は、新型インフルエンザワクチンに関する研究の報告等が行われた。
報告されたのは、(1)新型インフルエンザプレパンデミックワクチンの安全性・免疫原性および交叉免疫性に関する研究(2)新型インフルエンザウイルスに対するプレパンデミックワクチンの安全性の研究(3)沈降新型インフルエンザワクチンの持続性及び交叉免疫性に関す・・・
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2009年04月17日(金)
臨床研修制度の見直しで「身分保障」等の充実を改めて要望 保団連
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- 臨床研修制度の見直し案に対する意見(4/17)《保団連》
- 発信元:全国保険医団体連合会 カテゴリ: 医療提供体制
保団連は、今回の見直し案は、医師不足・偏在対策を前提に臨床研修制度の見直しを行うことに問題がある、としている。その上で、性急な議論でまとめられた「理念なき見直し」を拙速に行うべきではない、として6つの意見を掲げている(p1~p2参照)。
提出された意見では、最後に、患者のためによい・・・
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2009年04月17日(金)
臨床研修の見直し(案)、国民不在の見直し案と指摘 国立大学医学部長会議
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- 臨床研修の見直し(案)について(4/16)《国立大学医学部長会議》
- 発信元:国立大学医学部長会議 カテゴリ: 医療制度改革
これは、厚生労働省が、「医師法第16条の2第1項に規定する臨床研修に関する省令の一部を改正する省令及び関連通知の一部改正(案)について」に示した、臨床研修制度に対するもの。
見解では、「今回の見直し案は、もっとも大切な医学教育の質を中心において考えていない。とりもなおさず国民不在の見直し案である」と指摘している<・・・
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2009年04月13日(月)
医学教育の改善方策等の意見をとりまとめ 文科省検討会
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文部科学省が4月13日に開催した、医学教育カリキュラム検討会で配布された資料。
この日は「臨床研修制度の見直し等を踏まえた医学教育の改善について」の意見のとりまとめ(案)が提示された(p7~p15参照)。案の概要では、改善の方策として(1)基本的診療能力の習得と将来のキャリアの明確化(2)地域の医療を担う意欲、使命感の向上(3)基礎と臨床の有機的連携による研究マインドの涵養(4)学習成果を生かす多面的な・・・
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2009年04月03日(金)
実習段階で可能な医行為や教育体制について、これまでの意見を整理 文科省
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文部科学省が4月3日に開催した、医学教育カリキュラム検討会で配布された資料。この日は、これまでの主な意見の整理(案)が提示された。
意見の整理(案)のうち、臨床教育については、学生実習段階で可能な医行為を明示することや、当面、臨床実習を医療面接、診察、検査を総合した臨床推論のトレーニングと位置づけることなどが盛り込まれている(p10参照)。また、医師として必要な能力・適正の評価については、共用試・・・
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2009年04月01日(水)
医療機器の治験、医薬品GCP省令との整合性を高めるため、実施基準を一部改正
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厚生労働省は4月1日付けで、各都道府県知事宛てに、医療機器の臨床試験の実施の基準に関する省令等の一部を改正する省令の施行について通知を出した。
今回は、医療機器に関する治験の円滑化を図るため、医薬品GCP省令との整合性を高める等、所定の改正を行うもの。資料には、改正内容や施行時期が示されている(p2~p5参照)。
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2009年03月31日(火)
患者の目線に立った医療提供等の中期計画を公表 独立行政法人国立病院機構
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独立行政法人国立病院機構が3月31日に公表した中期計画。
中期計画では「国民に対して提供するサービスその他業務の質の向上に関する目標を達成するためにとるべき措置」として、診療事業においては(1)患者の目線に立った医療の提供(2)安心・安全な医療の提供(3)質の高い医療の提供(4)個別病院に期待される機能の発揮―を掲げている(p2~p4参照)。また、臨床研究事業に関しては、ネットワークを活用したEBMのための・・・
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2009年03月28日(土)
平成22年度診療報酬改定に係る要望書(第1報)案を提示 日本病院会
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日本病院会が3月28日に開催した、平成20年度代議員会及び総会で配布された資料。この日は、平成22年度診療報酬改定に係る要望書(第1報)案が示された。
要望書(第1報)案では、病院医療の現実を鑑み、(1)入院基本料の大幅な増額と実勢を反映した算定方式の創設(2)介護(看護補助)業務の確立と看護基準の柔軟な運用―の2点をかかげ、その詳細を示している(p34~p36参照)。
その他、「医師法第16条の2第1項に規定す・・・
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2009年03月27日(金)
平成21年度の大学病院連携型高度医療人養成推進事業の公募を開始 文科省
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文部科学省は3月27日に、平成21年度大学病院連携型高度医療人養成推進事業の公募要領を公表した。
同事業は、複数の大学病院が緊密に連携・協力し、それぞれの得意分野による相互補完を図り、地域における関連医療機関を含む各病院を循環しながら修練や幅広い経験を積むことができる医師キャリア形成システムを構築することなどを目的に行われている。募集の対象は、卒後臨床研修において養われた基本的な臨床能力に基づき、大・・・
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2009年03月25日(水)
バイオ後続品に関してGCP実地調査の実施要領を一部改正 厚労省通知
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厚生労働省が3月25日付けで各都道府県衛生主管部(局)長宛てに出した「医薬品GCP実地調査の実施要領について」(以下、GCP実施調査通知)の一部改正に関する通知。GCP実地調査通知とは、医薬品の承認申請に際し添付される資料が「医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令(GCP)」の基準に従って収集、作成されたものかどうかを実地調査する際の要領を示したもの。
通知では、今般、「バイオ後続品の承認申請について」とす・・・
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2009年03月25日(水)
専門医・家庭医の方向性を提案 国立がんセンター
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国立がんセンターの「医療における安心・希望確保のための専門医・家庭医(医師後期臨床研修制度)のあり方に関する研究班」が3月25日に公表した報告書。
この研究は、多様な診療形態、専門分野からなる医療者集団が自律的に幅広く議論・検討を重ねることにより、医師の教育研修内容、つまり国民がいかなる人材を望んでいるかという中長期的ビジョンと医療現場の現状を見据えた上で、各診療科研修、家庭医・総合医の養成、専門・・・
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2009年03月25日(水)
「日本の医療を守る」を共通の行動原理に医師の団結を 日医
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日本医師会は3月25日に、医師の団結に向けた具体的方策を公表した。これは、「医師の団結を目指す委員会」が日医から諮問を受けて検討した内容を答申したもの。
議論の中で、現在の医療界において解決しなければならない当面の課題として(1)勤務医の過重労働問題(2)女性医師の就労環境整備(3)医療安全調査委員会についての詳細な検討(4)医師臨床研修制度及び専門医制度、並びに卒前・卒後教育及び生涯教育の問題―があ・・・
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2009年03月23日(月)
米国の医学教育制度を紹介、医学部制度改革への提案が示される
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文部科学省が3月23日に開催した、医学教育カリキュラム検討会で配布された資料。この日は、諸外国との医学教育の比較や、診療科等の医療を担う医師の養成について、関係者からヒアリングを行った。
資料には、アメリカの医学教育制度の紹介(p5~p7参照)や特徴(p14~p17参照)を示したものが提示されている。その上で、医師に相応しい学生を選抜するために、(1)現在の医学部の6年制を4年間プラス2年間とする(2)他学・・・
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2009年03月19日(木)
臨床研修プログラム等に関する省令を一部改正 意見募集
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- 「医師法第16条の2第1項に規定する臨床研修に関する省令の一部を改正する省令及び関連通知の一部改正(案)について」への意見募集(3/19)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 医政局 医事課 カテゴリ: 医療提供体制
研修プログラムに関しては、各病院の個性や工夫・・・
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2009年03月18日(水)
臨床研修制度の見直し等、各分科会から活動状況を報告 医道審
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厚生労働省が3月18日に開催した医道審議会で配布された資料。この日は医道審に設置された各分科会の活動状況等について報告が行われた。
医師分科会からは、分科会に設置された医師臨床研修部会が、平成21年2月に「臨床研修制度のあり方等に関する検討会」での意見がとりまとめられたことを踏まえ、同部会において臨床研修制度の具体的な運用について検討を行った旨、報告があった。また、この見直しは、平成22年度から研修を・・・
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2009年03月13日(金)
医学教育カリキュラムで看護職、救急医等からヒアリング 文科省検討会
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文部科学省が3月13日に開催した、医学教育カリキュラム検討会で配布された資料。この日は、看護及び救急、精神・神経科の関係者からのヒアリングが行われた。
ヒアリングでは、看護職から、実習期間、指導教官、受け持つ患者が不明で、学生実習が始まることや、いつからどの患者を受け持つなどの説明や紹介が看護職に対してはない、といった医学部臨地実習の現状が指摘された(p7参照)。
また、救急の立場からは、卒前・・・
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2009年03月13日(金)
地域医療の確保についてヒアリング 自民党医療委員会
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自民党が3月13日に開催した、社会保障制度調査会医療委員会で配布された資料。この日は地域医療の確保についてヒアリングが行われた。
資料には(1)広島県の医師確保対策(広島県健康福祉局保険医療部医療政策課)(p2~p13参照)(2)遠隔医療の概念と実例(日本遠隔医療学会)(p14~p26参照)―が掲載されている。
また、厚生労働省から、臨床研修制度等について報告があった(p27~p33参照)。
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2009年03月04日(水)
医療情報システム相互運用性実証事業の事後評価報告書案を公表
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経済産業省が3月4日に開催した「医療情報システムにおける相互運用性の実証事業事後評価検討会」で配布された資料。この日は、同事業のプロジェクト評価事後報告書(案)等について議論が行われた。
報告書概要では、データ互換性のうち、利用者情報、患者基本情報、患者情報、オーダ情報、検査結果、予約情報の基本データセットの策定に関しては一部達成した、と評価している。また、システムの相互接続性のうち、実医療機関・・・
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2009年03月02日(月)
医師臨床研修プログラム等の概要案を公表 医道審
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厚生労働省が3月2日に開催した、医道審議会の「医師分科会医師臨床研修部会」で配布された資料。この日は、「今後の医師臨床研修制度の概要について(案)」に関して議論が行われた。
概要案では、(1)研修プログラム(2)臨床研修病院の指定基準(3)研修医の募集定員―について、それぞれの基本的な考え方とともに、具体案が示された(p4~p7参照)。
また、概要案のイメージとして、研修プログラム弾力化により考えられ・・・
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2009年02月27日(金)
医師国試、すべて症例問題とし卒前臨床実習との連続性を
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文部科学省が2月27日に開催した、医学教育カリキュラム検討会で配布された資料。この日は、前回に引き続き、地域や診療科に必要な医師を養成・確保するための方策について、関係者からヒアリングが行われた。
産婦人科に関するヒアリング資料では、今の医学卒前教育について、医師国家試験のガイドラインの問題点は、出題範囲が広すぎる、非臨床的問題も多く含まれている、と示されている。また、医師国家試験はすべて症例問題・・・
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