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2016年11月15日(火)
[医療従事者] 重症化予防など行う「総合ケア看護師(仮称)」の創設を提案
- 厚生労働省は11月15日、「新たな医療の在り方を踏まえた医師・看護師等の働き方ビジョン検討会」を開催。「地域で市民と患者の生活を支える」をテーマに、構成員らによるプレゼンテーションが行われた。この検討会では、日本の医療を取り巻く環境の変化を踏まえた医師・看護職員などの確保という観点から、望ましい医療従事者の働き方などのあり方について検討する。 厚労省は、検討題材である(1)地域で市民と患者の生活を支・・・
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2016年11月09日(水)
[医薬品] 新医薬品23成分35品目の薬価収載を承認 中医協・総会3
- 11月9日の中央社会保険医療協議会の「総会」で、新たに薬価収載が承認された医薬品は、次の23成分35品目(2016年11月18日収載予定)(p3~p4参照)。(1)精神神経用剤(小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性用薬)『エビリファイ錠1mg』(大塚製薬)(2)血圧降下剤(高血圧症用薬)『ミカトリオ配合錠』(日本ベーリンガーインゲルハイム)(3)高脂血症用剤(ホモ接合体家族性高コレステロール血症用薬)『ジャクスタ・・・
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2016年10月31日(月)
[通知] 検査料の点数の取り扱いで百日咳菌核酸検出を追加 厚労省
- 厚生労働省は10月31日付で、「検査料の点数の取扱い」に関する通知を発出した。これは、「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」(2016年3月4日付、保医発0304第3号)の一部を改正するもの。適用は2016年11月1日。 今回は、区分番号D023の【微生物核酸同定・定量検査】中の(20)を(21)、(7)から(19)を1ずつ繰り上げ、(6)の後に(7)「百日咳菌核酸検出」を加える。百日咳菌核酸検出は、「D023・・・
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2016年10月26日(水)
[がん対策]標準的治療の実施率向上に非認定施設でGL周知が必要 がん協議会
- 厚生労働省は10月26日、「がん対策推進協議会」を開催し、(1)次期基本計画の全体目標とがん対策の指標、(2)がん医療の充実―などを議論した。 (1)に関して、厚労省は若尾文彦参考人(国立がん研究センターがん対策情報センター長)からヒアリングを実施。若尾参考人は「全体目標」の設定条件について、▽アウトカムに近いもの▽計測が可能であること▽数値が安定していること―を提示。「個別目標」に関しては、アウトカム指向・・・
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2016年10月21日(金)
[臨床研修] 昨年に続き、大都市部以外の内定者割合が過去最大 厚労省
- 厚生労働省は10月20日、2016年度の医師臨床研修マッチングの結果を発表した。 医師臨床研修マッチングは、2004年度の医師の臨床研修義務化にともない導入されたシステム。臨床研修を受ける医学生等と臨床研修を行う病院の研修プログラムを、お互いの希望をふまえて、一定の規則(アルゴリズム)に従い、コンピュータにより組み合わせを決定するもので、医師臨床研修マッチング協議会(臨床研修を行う病院などの団体で構成)が行・・・
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2016年10月19日(水)
[診療報酬] 患者申出療養、適格基準変更は再考すべき 中医協・総会
- 厚生労働省は10月19日、中央社会保険医療協議会の「総会」を開催し、(1)医療機器及び臨床検査の保険適用、(2)先進医療会議の検討結果の報告、(3)患者申出療養評価会議からの報告、(4)診療報酬基本問題小委員会からの報告―を議論した。 (1) について、新たに保険収載(2016年12月収載予定)される医療機器(区分C1:1製品)は次のとおり(p137~p141参照)。【区分C1・新機能】●中心静脈へ挿入留置し、薬剤の注入な・・・
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2016年10月15日(土)
[医療従事者] 精神科・小児科の医師確保にはWLBへの配慮がカギ 日医総研
- 日本医師会総合政策研究機構は10月15日、日医総研ワーキングペーパーとして「若手医師の診療科選択プロセスに関する調査」(坂口一樹・森宏一郎)を公表。若手医師の診療科選択プロセスの実態把握を目的としたアンケート結果をまとめている(p4参照)。 アンケートは全国の臨床研修医を対象に、2015年9月25日から2015日12月31日まで実施。936人から回答を得た(p5参照)。アンケートでは▽医学部志願時▽医学部1~4年時▽・・・
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2016年10月06日(木)
[医療改革] 専門医研修後の勤務地、別途議論を提案 医師需給分科会
- 厚生労働省は10月6日、医療従事者の需給に関する検討会の「医師需給分科会」を開催し、(1)医師偏在対策についてのヒアリング、(2)医師偏在対策―などを議論した。 (1)で、吉村博邦参考人(一般社団法人日本専門医機構理事長)は、専門研修は2018年度の開始を目指すと報告。また、2017年度は、基本領域は各学会が責任を持って運用し、総合診療専門医の正式な実施は差し控えるとした(p8~p10参照)。さらに、基本領域学会・・・
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2016年10月05日(水)
[診療報酬] 最適使用GLは投薬と管理の要件を分けるよう要望 薬価専門部会1
- 厚生労働省は10月5日、中央社会保険医療協議会の「薬価専門部会」を開催し、(1)最適使用推進ガイドライン(GL)の医療保険制度上の取り扱い、(2)最適使用推進GL、(3)高額な薬剤への対応―について議論した。 (1)に関し、今年度はオプジーボ点滴静注とレパーサ皮下注(これらの類薬を含む)のGLを試行的に作成する(p10参照)。 厚労省は今回、「GLの医療保険制度上の取り扱い案」を提示。最適使用GLが作成される医・・・
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2016年09月29日(木)
[告知] 思春期・青年期のこころの健康などに関する都民講座開催 都医学研
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- 平成28年度 都医学研都民講座(第6回)思春期・青年期のこころの健康と成長を支えるもの(9/29)《東京都、東京都医学総合研究所》
- 発信元:東京都 福祉保健局 東京都医学総合研究所 カテゴリ: 保健・健康
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2016年09月28日(水)
[診療報酬] 先進医療の臨床検査を新たに保険適用 中医協・総会1
- 厚生労働省は9月28日、中央社会保険医療協議会の「総会」を開催し、(1)医療機器及び臨床検査の保険適応、(2)先進医療会議の検討結果の報告、(3)診療報酬改定結果検証部会からの報告、(4)2016年度DPCに係る定例報告、(5)新たに向精神薬に指定される内服薬の投薬期間、(6)医療経済実態調査、(7)最近の医療費の動向―を議論した。 (1)で、新たに保険収載(2016年12月収載予定)される医療機器(区分C1:1製品)は次・・・
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2016年09月21日(水)
[医療改革] 患者申出療養に係る新規技術、1例目を「条件付き適」と判断
- 厚生労働省は9月21日、「患者申出療養評価会議」を開催。(1)患者相談窓口の設置状況、(2)国内未承認または適応外の医薬品のリスト、(3)患者申出療養に係る新規技術の科学的評価―などを議論した。 (1)に関し、患者申出療養では、患者は申出を行うにあたり、必要に応じてかかりつけ医などの保険医療機関の支援を受け、特定機能病院または臨床研究中核病院に相談することができる。厚労省は、窓口の設置状況についてホーム・・・
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2016年09月16日(金)
[予防接種] B型肝炎ワクチンは2種類接種でも抗体価獲得 予防接種方針部会
- 厚生労働省は9月16日、厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会の「予防接種基本方針部会」を開催し、(1)予防接種に関する基本的な計画に基づくPDCA、(2)報告事項―などを議論した。 (1)で、厚労省は「予防接種に関する基本的な計画に基づくPDCAの今後の進め方」を提案した。予防接種に関する施策の総合的・計画的な推進のため、2014年3月28日に「予防接種に関する基本的な計画」を策定。PDCAサイクルによる定期的な検証の・・・
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2016年09月15日(木)
[医療改革] 12月上旬に医師偏在対策を取りまとめる予定 医師需給分科会
- 厚生労働省は9月15日、医療従事者の需給に関する検討会の下部組織「医師需給分科会」を開催し、(1)医師偏在対策の主な論点、(2)医師需給分科会の今後の進め方―を議論した。 (1)に関して、2016年6月3日に公表された分科会の中間とりまとめでは、医師の地域定着につながるよう、医師が勤務地や診療科を自由に選択するという自主性を尊重しつつ、一定の規制を含めた対策を行うと提言。年末のとりまとめを目指すとしている<・・・
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2016年09月07日(水)
[臨床研修] 臨床研修の到達目標・方略・評価案を提示 臨床研修制度WG
- 厚生労働省は9月7日、「医師臨床研修制度の到達目標・評価の在り方に関するワーキンググループ(WG)」を開催し、「医師臨床研修制度の新たな到達目標・評価のあり方」について議論した。 このWGは、医道審議会・医師分科会「医師臨床研修部会」の下部組織として設置され、同部会で議論される「見直し」に向けて、医師偏在などを防止するための到達目標・評価手法のあり方について検討し、取りまとめる役割を担っている。これら・・・
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2016年09月02日(金)
[予定] 注目される来週の審議会スケジュール(9月5日~9月10日)
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- 来週注目の審議会スケジュール(9月5日~9月10日)(9/2)《厚生政策情報センター》
- 発信元:厚生政策情報センター カテゴリ: その他
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2016年08月26日(金)
[医学部] 国際医療福祉大学医学部などの新設を許可 文科省大学設置審議会
- 文部科学省は8月26日、2017年度開設予定の「大学等の学部の設置等にかかる答申」で、大学設置・学校法人審議会が国際医療福祉大学の医学部新設を含む、大学・学部など29件、大学院など20件の設置を「可」と判定したと発表した。 医学・看護学関連では、国際医療福祉大学医学部医学科(千葉県成田市、定員140人)の学部設置が認められた。答申では留意事項で、「臨床実習IV」の国内実習は、学生の希望に応じた診療科への配属に配・・・
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2016年08月22日(月)
[肝炎対策] 肝炎研究戦略見直し案、B型の多剤耐性ウイルス研究 戦略会議1
- 厚生労働省は8月22日、「肝炎治療戦略会議」を開催し、「肝炎研究10カ年戦略の中間見直し案」を提示して議論。「B型肝炎」などに関する研究課題、方向性、目標などを示している。 2011年12月策定の「肝炎研究10カ年戦略」では5年後に研究の進捗を評価して見直すことが求められている。今回、厚労省は「中間見直し案」を提示し、見直し案では、「B型肝炎」、「C型肝炎」、「肝硬変」「肝がん」に関して、(1)研究の現状および課・・・
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2016年08月22日(月)
[肝炎対策] C型肝炎は戦略目標によりSVR率95%~100%まで改善 戦略会議2
- 8月22日の「肝炎治療戦略会議」では、「肝炎研究10カ年戦略の中間見直し案」を議論し、「B型肝炎」のほか、「C型肝炎」に関する研究課題、方向性、目標なども提示されている。 「C型肝炎」に関し、見直し案では、臨床研究で、インターフェロンフリー治療が2014年9月から、慢性肝炎・代償性肝硬変(臨床の症状がほぼない時期の肝硬変)に対して保険適用になったほか、直接作用型抗ウイルス薬(ウイルスの増殖に必要な酵素の働き・・・
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2016年08月22日(月)
[肝炎対策] 肝硬変・肝がんも重点、次期見直しは目標達成を評価 戦略会議3
- 8月22日の「肝炎治療戦略会議」では、「肝炎研究10カ年戦略の中間見直し案」を議論し、「B型肝炎」、「C型肝炎」のほか、「肝硬変」、「肝がん」に関する研究課題、方向性、目標なども提示されている。 「肝硬変」に関し、「(1)研究の現状および課題」で、線維化を改善させる根本的な治療はなく、新たな病態改善に資する治療が求められていると課題を指摘。このため、「(2)今後の研究における方向性」として、肝線維化機序・・・
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2016年08月17日(水)
[医療改革] 心血管疾患急性期、施設等の医療資源や体制提案 心血管疾患WG
- 厚生労働省は8月17日、「心血管疾患に係るワーキンググループ(WG)」の初会合を開催。「心血管疾患急性期の診療提供体制構築に向けた考え方」を提案し、「専門的医療を行う施設の役割分担等の考え方」などを議論した。 心血管疾患急性期診療に関し、厚労省は心血管疾患の急性期で、大動脈疾患に対するステントグラフト治療などの低侵襲な治療法が普及してきたことを踏まえ、急性期診療提供体制について議論する必要があると提・・・
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2016年08月04日(木)
[救急医療] 消防と関係他機関との連携などを議論へ 救急業務検討会
- 総務省消防庁は8月4日、「救急業務のあり方に関する検討会」の今年度の初会合を開催し、「今後の検討会の進め方」を議論した。高齢化の進展などによる増大する救急需要や延伸する病院収容時間、大規模災害への対応などを検討する。消防庁は検討事項として、(1)救急車の適正利用の推進(p8~p40参照)、(2)救急業務の円滑な活動および質の向上(p41~p60参照)、(3)「救急・救助の現況」の見直し(p61~p68参照)―を・・・
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2016年08月04日(木)
[がん対策] 次期がん対策推進基本計画に向け整理案を提示 がん診療検討会
- 厚生労働省は8月4日、「がん診療提供体制のあり方に関する検討会」を開催し、(1)第3期がん対策推進基本計画策定に向けた議論の整理(p24~p36参照)、(2)がん診療連携拠点病院等の現状(意識調査)(p17~p23参照)、(3)がん医療に関する情報提供(p3~p16参照)―を議論した。 (1)で、厚労省は「第3期がん対策推進基本計画策定に向けた議論の整理案」を提示した。整理案は、(i)はじめに、(ii)がん診療提供体・・・
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2016年08月03日(水)
[新型インフル] H5N1プレパンデミックワクチンの備蓄方針提案 厚労省小委
- 厚生労働省はこのほど、厚生科学審議会・感染症部会の「新型インフルエンザ対策に関する小委員会」を開き、「H5N1プレパンデミックワクチンの備蓄」などを議論した。 ワクチンはH5N1ウイルス由来の新型インフルエンザが発生した場合、病原性の高さから大きな健康被害が引き起こされると想定されるため、2006年度から備蓄されている。 今回、厚労省はH5N1プレパンデミックワクチンの備蓄方針について、次の5点を提案した。(1)・・・
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2016年08月03日(水)
[医療提供体制] 輸血血液のHEVは臨床的に問題ないと報告 安全調査会
- 厚生労働省は8月3日、薬事・食品衛生審議会・血液事業部会の「安全技術調査会」を開催し、(1)HEV感染実態調査の結果(p4~p8参照)、(2)血小板製剤にかかる病原因子低減化技術導入の検討状況(p9~p21参照)、(3)ウイルス核酸増減増幅試験における国内標準品の力価の再評価(p22~p25参照)―などを議論した。 (1)に関し、2015年11月に厚生労働科学研究班の全国調査で、生体肝移植時の輸血を原因として、2人がE型・・・
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