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2015年06月01日(月)
[医療改革] 地域医療構想と整合する診療報酬体系構築を 財政審
- 6月1日の経済財政諮問会議で説明した「財政健全化計画等に関する建議」は同日、財務省の財政制度等審議会がとりまとめたもの。建議ではこのほか、主に、(1)リスクの大きさやQOL/ADL(日常生活動作)などへの影響度に応じた保険給付範囲の見直し(p30~p31参照)、(2)在宅療養との公平確保(p32参照)、(3)薬価の抑制(p32~p33参照)、(4)調剤報酬の抑制(p33~p34参照)、(5)医療提供体制の改革・・・
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2015年05月29日(金)
[国保] 2014年9月の国保医療給付費は8,037億円 厚労省
- 厚生労働省は5月29日、国民健康保険事業月報(2014年9月)を発表た。加入世帯数は2,151万3,519世帯(前年同月比1.1%減)、被保険者数は3,662万4,442人(同2.3%減)。また、全国の医療費国保分は総計9,763億900万円で、このうち入院が3,632億700万円、入院外が5,218億8,200万円だった。医療給付費は8,037億6,500万円で、給付率は82.3%(p2参照)。・・・
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2015年05月26日(火)
[医療改革] 課題に給付・負担の地域間格差の是正など 甘利大臣会見
- 甘利明経済財政・再生担当大臣(内閣府特命担当大臣)は5月26日、経済財政諮問会議後の記者会見で、社会保障分野に関してコメントした。 甘利大臣は、社会保障分野については、「(1)保険者におけるインセンティブ改革の前倒し、重症化予防の全国展開、(2)後発医薬品目標の前倒しと新目標の設定により普及を加速すること、医薬品流通の商慣行等の改善、(3)患者視点での調剤の見直し、といった点で一致をみた。残された課題・・・
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2015年05月25日(月)
[医療改革] 関東圏10知事が政府に医療・介護の改革など要望 関東知事会
- 舛添要一東京都知事など10知事により構成される関東地方知事会は5月25日に、「関東地方知事会議」を開催。2015年度の初会合で、国の施策や予算に関する提案・要望などを議題とした。 政府は2014年に、国から地方公共団体などへ事務・権限の移譲を推進する第4次一括法(地域の自主性および自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律)を成立させるとともに、地方の発意による取り組みを推進するため・・・
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2015年05月22日(金)
[介護保険] 補足給付の資産勘案について不正・加算金の基準を周知 厚労省
- 厚生労働省は5月22日、介護保険最新情報vol.476を公表し、同日付の「介護保険法第22条第1項の規定に基づき厚生労働大臣が定める基準の公布」に関する通知を掲載して周知している。 2014年成立の医療介護総合確保推進法による介護保険法改正で、2015年8月から、補足給付(低所得の施設入所者における食費・居住費を補填する「特定入所者介護(予防)サービス費」)が見直され、預貯金等の勘案が実施される。見直しは、一定額の預・・・
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2015年05月21日(木)
[医療改革] 厚労省が中医協で調剤報酬を抜本的に見直しへ 内閣府WG2
- 5月21日の規制改革会議の「健康・医療ワーキンググループ(WG)」では、このほか、医薬分業推進の下での規制の見直しのため、厚生労働省から、かかりつけ薬局のメリットを患者が実感できるような調剤報酬を検討すると説明がされた。 厚労省は調剤報酬を抜本的に見直すとし、2016年度の次期診療報酬改定以降、累次にわたる改定で対応するため、中央社会保険医療協議会で今後、具体的に検討すると説明(p5参照)。 具体的に・・・
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2015年05月20日(水)
[介護保険] 介護報酬改定に関する「2015年度調査」素案 介護給付費分科会
- 厚生労働省は5月20日、社会保障審議会の「介護給付費分科会」を開催し、2012年度介護報酬改定の効果検証および調査研究に関する調査結果(2014年度調査の最終報告)(p4~p64参照)が了承された。これは、5月19日に開かれた、同分科会の「介護報酬改定検証・研究委員会」で示されており、また、厚労省によると、3月の同分科会で示された内容と大きな違いはないという。 具体的には、(1)介護保険制度におけるサービスの質の・・・
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2015年05月19日(火)
[医療改革] 薬価改定は毎年、市販類似薬は保険収載から除外 諮問会議2
- 5月19日の経済財政諮問会議では、このほか、(3)~(6)(関連記事参照)などの提案もされている。 (3)では、病床適正化や入院医療費の地域間格差是正を確実に進めるため、都道府県別の医療提供体制の差を徹底したデータ分析により一層「見える化」し、適切な体制転換を促すほか、都道府県は、KPI(病床数、平均在院日数、国保被保険者や後期高齢者の受療率や調剤費等)を定め、国が2018年度の中間評価段階での都道府県の取・・・
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2015年05月15日(金)
[行政改革] 厚労省が先発品と後発医薬品の差額自己負担で見解 政府SG
- 政府は5月15日、行政改革推進会議の「歳出改革ワーキンググループ(WG)重要課題検証サブ・グループ(SG)」を開催した。この会合は、WGに設けた3つのSGのうちの1つで、主な担当は「秋のレビュー」(外部有識者と各府省担当者により、各府省が行った事業の点検・改善内容等を検証し、事業改善策を議論するもの)で取り上げた重要テーマ・事業の検証などを行う。3回目の今回は、後発医薬品の使用促進策などについて、関係省からヒ・・・
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2015年05月15日(金)
[介護保険] 2015年1月の給付費は7,385億円 厚労省
- 厚生労働省は5月15日、2015年1月の介護保険事業状況報告の概要を公表した。介護保険第1号被保険者数は3,286万人。要介護者(支援者含む)は600.9万人で、65歳以上の要介護認定者割合は17.9%。居宅サービス受給者は380.6万人、地域密着型サービス受給者は39.1万人、施設サービス受給者は90.0万人。また、介護保険給付費の総額は7,385億円だった(p1参照)。・・・
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2015年05月11日(月)
[国保] 2014年8月の国保医療給付費は7,805億円 厚労省
- 厚生労働省は5月11日、国民健康保険事業月報(2014年8月)を発表し、加入世帯数は2,154万8,615世帯(前年同月比1.1%減)、被保険者数は3,672万5,742人(同2.3%減)。また、全国の医療費国保分は総計9,497億9,700万円で、このうち入院が3,696億5,900万円、入院外が4,956億4,600万円だった。医療給付費は7,805億900万円で、給付率は82.2%(p2参照)。・・・
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2015年04月30日(木)
[事務連絡] マイナンバー制度の周知・広報への協力を呼びかけ 厚労省
- 厚生労働省は4月30日付で、「マイナンバー(社会保障・税番号)制度の周知・広報への協力依頼」について事務連絡を行った(p1参照)。マイナンバー制度は、2015年10月以降に付番・通知が始まり、2016年1月からは、医療保険の手続きや福祉の給付など行政手続きにおける利用が開始される。 今回の事務連絡では、機関紙やホームページ、SNS(メルマガ、Facebook、twitterなど)を活用した情報発信や、関係業界内の説明会などの・・・
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2015年04月27日(月)
[医療保険] 後発医薬品使用目標を2017年度80%へ引き上げを 財務省分科会1
- 財務省は4月27日、財政制度等審議会の「財政制度分科会」を開催し、「社会保障」を議題として、「医療・介護に関する制度改革・効率化の具体案」を議論した。財務省は今後5年間の社会保障関係費の伸びを、高齢化による伸びの範囲内としたいとして、費用抑制に関するさまざまな具体策を提案している。 財務省は国民皆保険を維持して疾病などへの大きなリスクに対応するため、公的保険給付の範囲を重点化する(狭める)ことが必要・・・
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2015年04月27日(月)
[医療保険] 定率負担に加え、少額の定額負担の導入も 財務省分科会2
- 4月27日の財政制度等審議会の「財政制度分科会」では、このほか、受診時定額負担制の導入やサービス単価の抑制も提案されている。 受診時定額負担に関しては、現行の定率負担(3割など)に加えて、個人が日常生活で通常負担できる少額の定額負担の導入が必要と提案。また、サービス単価の抑制に関しては、診療報酬・薬価改定は3年度連続になる可能性があると指摘。薬価のマイナス改定分は、市場実勢価格の反映にすぎず、2014年・・・
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2015年04月23日(木)
[介護保険] 次期改定へ向け課題・調査項目・日程を提案 介護給付費分科会
- 厚生労働省は4月23日、社会保障審議会の「介護給付費分科会」を開催し、2015年度介護報酬改定をふまえた今後の検討の進め方に関して議論した。 厚労省は、2018年度の次期改定に向けた検討は、次の通り進めると提案した(p3参照)。(1)次期介護報酬改定が診療報酬改定と同時改定の予定であることを見据え、2015年度介護報酬改定の審議報告に記載された事項を含めた課題への対応は、改定検証・研究委員会での効果検証・調査・・・
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2015年04月23日(木)
[介護保険] 2015年2月の介護サービス受給者数は388万900人 厚労省
- 厚生労働省は4月23日に、2015年2月審査分の介護給付費実態調査月報を公表した。受給者は、介護予防サービス111万7,600人、介護サービス388万900人。受給者1人あたり費用額は、介護予防サービス4万700円、介護サービス18万6,300円だった(p1参照)。 要介護状態区分別に見た受給者数では、居宅サービス受給者数は要介護1が86万6,000人、要介護2が81万3,300人、要介護3が49万8,000人、要介護4が35万2,900人、要介護5が23万9,3・・・
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2015年04月20日(月)
[国保] 2014年7月の国保医療給付費は8,297億円 厚労省
- 厚生労働省は4月20日、国民健康保険事業月報(2014年7月)を発表し、加入世帯数は2,160万4,113世帯(前年同月比1.0%減)、被保険者数は3,685万2,853人(同2.2%減)。また、全国の医療費国保分は総計1兆169億5,300万円で、このうち入院が3,813億5,000万円、入院外が5,405億5,500万円だった。医療給付費は8,297億6,100万円で、給付率は81.6%(p2参照)。・・・
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2015年04月15日(水)
[社会福祉] 要常時介護や高齢の障害者支援で新たに論点案 厚労省WG
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- 障害福祉サービスの在り方等に関する論点整理のためのワーキンググループ(第9回 4/15)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 社会・援護局 障害保健福祉部 企画課 カテゴリ: 社会福祉 高齢者 介護保険
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2015年04月14日(火)
[高齢者] 医療・介護従事者240万人超不足、多くは東京圏 政府・創生会議
- 政府は4月14日、「まち・ひと・しごと創生会議」を開催し、「今後の地方創生の取り組み」について構成員らと意見交換した。 増田寛也構成員(元総務相・東京大学公共政策大学院客員教授)は、地方は既に高齢化のピークを迎えているのに対して、東京圏(東京、埼玉、千葉、神奈川)は今後急速に高齢化するため、医療・介護ニーズが急増すると指摘した。具体的には、75歳以上の後期高齢者が、2010年から2025年までの15年間で全国・・・
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2015年04月14日(火)
[医療改革] 海外医療拠点構築は10カ国と合意、3件創設 競争力会議点検会合
- 政府は4月14日、産業競争力会議の実行実現点検会合を開催した。この日のテーマは医療・介護などで、(1)成長戦略進化のための今後の検討方針(p2~p3参照)、(2)「『日本再興戦略』改訂2014」施策のフォローアップ―について議論した。 (1)は1月29日に産業競争力会議で決定された検討方針で、成長市場の創造として、(i)医療の国際展開(アウトバウンド・インバウンド)の促進、(ii)ヘルスケア産業の創出支援、(iii)・・・
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2015年04月13日(月)
[医療保険] 2013年度医療費は5兆8,078億円、前年度比2.8%増 協会けんぽ
- 全国健康保険協会は4月13日、2013年度の全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ)事業年報を公表した。2013年度における協会けんぽの加入者・事業所の状況、保険給付や医療費の状況などが詳細に示されている。 2013年度末の協会けんぽ加入者数は3,564万人(被保険者2,030万人、被扶養者1,534万人)で、総人口の28.0%を占めている。他の保険者の状況をみると、国保が総人口の29.0%で最も多く、次いで協会けんぽ、組合健保23・・・
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2015年04月10日(金)
[社会保障] 地域づくりに貢献し高齢化に対応する社会保障制度を 政府会議
- 政府は4月10日、「社会保障制度改革推進会議」を開催した(p1参照)。現在、有識者で構成される社会保障制度改革「推進会議」と、関係閣僚による同「推進本部」が設置されている。「推進会議」は、進捗状況の確認や、2025年に向けて受益と負担の均衡がとれた社会保障制度について検討する役割などを担っており、2014年7月に初会合が開かれた。 今回は、社会保障に関する当面の検討課題案として、次の6項目が示された・・・
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2015年04月08日(水)
[医療保険] 8月の組合、10月の協会の標準報酬月額など公表 厚労省
- 厚生労働省は4月8日、組合管掌健康保険事業月報(2014年8月速報値)および、協会管掌健康保険事業月報(同10月速報値)を公表した。 組合健保では、保険者数は1,409組合(前年同月比0.84%減)で、加入者数は2,922万人(同0.22%減)、このうち、被保険者数1,575万人(同0.51%増)、被扶養者数1,346万人(同1.06%減)。平均標準報酬月額は36万6,731円(同0.59%増)、標準報酬総計5兆8,893億円(同1.01%増)だった。また、法・・・
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2015年04月08日(水)
[社会福祉] 障害福祉サービスのあり方の論点整理案を提示 厚労省WG
- 厚生労働省は4月8日、「障害福祉サービスの在り方等に関する論点整理のためのワーキンググループ(WG)」を開催し、論点の整理案を次のように提示した。 (1)常時介護を要する障害者等に対する支援(p108参照)、(2)障害者等の移動の支援(p108参照)(p111参照)、(3)障害者の就労支援(p108参照)(p112参照)、(4)障害支援区分の認定を含めた支給決定のあり方(p108参照)(p113参照)・・・
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2015年04月07日(火)
[規制] グレーゾーン解消制度の活用、8申請に対し6回答 経産省
- 経済産業省は4月7日、産業競争力強化法の「グレーゾーン解消制度」および、「企業実証特例制度」について、2015年1月から3月の間の申請・回答件数などを公表した。「グレーゾーン解消制度」は、事業者が新事業や新分野進出の際に、事業に対する規制適用の有無を省庁に予め確認・照会できるもの。また、「企業実証特例制度」は、あらゆる分野でフロンティアに挑む企業へ規制緩和によりチャンスを広げるもの。 「申請件数(事業・・・
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