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2013年12月24日(火)
[26年度予算] 革新的製品の開発・実用化促進のため、PMDA―WESTの体制整備
- 厚生労働省の医薬食品局は12月24日に、同局所管分の平成26年度予算(案)の概要を発表した。 医薬食品局が計上した平成26年度予算額は86億9600万円で、前年度当初予算に比べ3億1000万円・3.4%の減額となった(p1参照)。 主要な施策は次のとおりとなっている。(1)医療関係イノベーションの一体的推進(医療関連産業の活性化) 8億5900万円(p2~p4参照)(2)予防・健康管理の推進等 2億7900万円(p4~p5参照)(3)・・・
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2013年12月24日(火)
[26年度予算] 26年度予算案を決定、 社会保障費は4.8%増の30兆5175億円
- 政府は12月24日の閣議で、平成26年度予算案を決定した。 歳出総額は95兆8823億円で、前年度当初予算と比べて3兆2708億円の増額となっている。 このうち社会保障関係費は30兆5175億円で、前年度当初予算に比べて1兆3951億円増額(4.8%増)となった。 厚労省予算案を見ると、一般会計は、30兆7430億円(前年度当初予算比1兆3115億円・4.5%増)で、うち社会保障関係費は30兆2251億円(同1兆2854億円・4.4%増)となっている。・・・
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2013年12月18日(水)
[難病対策] 自己負担割合は2割に引下げるも、難病患者の自己負担上限を設定
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- 「厚生科学審議会疾病対策部会難病対策委員会報告書のとりまとめについて」「社会保障審議会児童部会小児慢性特定疾患児への支援の在り方に関する専門委員会報告書のとりまとめについて」(12/18)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 疾病対策課、雇用均等・児童家庭局 母子保健課 カテゴリ: 医療提供体制 医学・薬学 医療制度改革
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2013年12月13日(金)
[がん対策] 全がん患者を対象とした療養の質向上に向けた指標作成が急務
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- がん対策推進協議会(第41回 12/13)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 がん対策・健康増進課 カテゴリ: 医療提供体制
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2013年12月13日(金)
[難病対策] 難病患者の医療費負担、年収810万円以上で月3万円が上限
- 厚生労働省は12月13日に、厚生科学審議会・疾病対策部会の「難病対策委員会」を開催した。 この日は、これまでの議論を踏まえた報告書案『難病対策の改革に向けた取組について』が厚労省当局から提示され(p4~p18参照)、概ね了承している。今後は、来年の通常国会への法案提出に向けた作業が進められることになる。 注目される医療費助成制度(月額の自己負担限度額)を見ると、2割負担(これまでは3割負担)とする一方で・・・
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2013年12月13日(金)
[改定速報] 26年度DPC改革案を了承、病院の合併・分割時のルールも設定
- 厚生労働省は12月13日に、中医協総会を開催した。 この日のテーマはDPC制度改革で、一部を除き了承されている。 DPC制度改革については、下部組織であるDPC評価分科会で検討が進められ、12月9日に改革案がまとめられた。 詳細は既にお伝えしたとおりだが、大枠を改めておさらいしてみよう。【基礎係数(医療機関群のあり方)】(p3~p6参照)●II群(大学病院本院なみの医療を行っている病院)の要件のうち「診療密度」につ・・・
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2013年12月06日(金)
[がん対策] 病院等に院内がん登録実施の努力義務、国は財政上の措置を
- 「がん登録等の推進に関する法律」が12月6日に、衆議院で可決・成立した。 これは、尾辻元厚生労働大臣らが提出した、いわゆる議員立法で、「全国がん登録」の実施と、その情報の利用・提供・保護や、院内がん登録等の推進に関する事項を定めることで、がんに対する情報提供の充実や、科学的知見に基づいたがん対策の実施を行うことを目的としている(p2参照)。 がん登録とは、がんの罹患や転帰その他の状況を登録・把握・・・
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2013年12月05日(木)
[改定速報] 26年度予算編成基本方針案、マイナス改定方針を明確に打出す
- 内閣府は12月5日に、経済財政諮問会議を開催した。 この日は、事務局から「平成26年度予算編成の基本方針」案(p2~p15参照)が提示され、これに基づいて議論を行った。 大方針として「社会保障をはじめとする義務的経費を含め、『聖域なく予算を抜本的に見直し』たうえで、経済成長に資する施策に重点化を図る」ことを打出している(p3参照)。 注目される26年度診療報酬改定については、「自然増を含む医療費の合理化・・・
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2013年11月14日(木)
[医療改革] 東京五輪までの7年間で外国人の医療観光受入れ体制を集中整備
- 政府は11月12日に、産業競争力会議の「医療・介護等分科会」を開催した。 今回は、(1)公的保険外のサービス産業の活性化(2)医療介護のICT化―の2点を議題とした。 (1)の公的保険外サービス産業の活性化については、次の3点が柱とされている(p2参照)(p4~p5参照)。(i)セルフメディケーションの一層の推進(予防・健康増進分野のビジネスモデル実現のためにグレーゾーンの明確化を行うことや、スイッチOTC(医・・・
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2013年11月08日(金)
[介護保険] 在宅医療・介護連携に向け、医療計画でも市町村の役割を明確化
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- 地域包括ケアシステムの構築に向けた最近の動向と具体例について(第99回市町村職員を対象とするセミナー)(11/8)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 老健局 振興課 カテゴリ: 介護保険 医療制度改革 医療提供体制
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2013年11月06日(水)
[行政改革] 医療保険給付国庫負担金や、診療報酬に関する調査費用を仕分け
- 政府は11月6日に、行政改革推進会議を開催した。 この会議は、行政改革推進本部の下に設置され、内閣総理大臣を議長として行政改革に関する重要事項の調査審議等を行っている。 この日は、秋に行う行政事業レビューについて議論した。行政事業レビューとは、(1)各府省が自律的に(2)予算要求の前に(3)全ての事業について、予算の支出先と使途の実態を国民に明らかにし(4)事業仕分けの手法も用いながら点検し、その結果・・・
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2013年10月29日(火)
[難病対策] 難病患者の自己負担引下げ、所得に応じた月額上限設定する素案
- 厚生労働省は10月29日に、厚生科学審議会・疾病対策部会の「難病対策委員会」を開催した。 この日は、厚労省当局から報告書素案「難病対策の改革に向けた取組について」が示され(p4~p9参照)、これに基づいた議論を行った。 素案では、難病対策の基本理念を(1)難病の治療研究を進める(2)疾患の克服を目指す(3)難病患者の社会参加を支援する―ことで、「難病にかかっても地域で尊厳をもって生きられる共生社会の実現を・・・
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2013年09月20日(金)
[診療報酬] DPCデータ提供模擬審査、胆管がん疫学調査等のための提供認める
- 厚生労働省は9月20日に、レセプト情報等の提供に関する有識者会議「審査分科会」の初会合を開催した。 レセプト情報等はデータベース化され(NDB)、国・都道府県が医療費適正化対策を立案するために用いられるが、医療政策の研究等においても、このデータベースは極めて有益である。 ただし、レセプト等には患者の個人情報が含まれるため、データ提供の可否は「有識者会議の助言をもとに厚生労働大臣が判断する」とされている・・・
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2013年09月20日(金)
[診療報酬] レセプト情報等を提供する範囲拡大等に向けてヒアリング等実施
- 厚生労働省は9月20日に、「レセプト情報等の提供に関する有識者会議」を開催した。 この日は、(1)レセプト情報等の利活用の促進等(p3~p13参照)(2)サンプリングデータセットの提供要件(p14~p15参照)(3)厚労省から提出される申出の審査(p16参照)(4)疫学研究に関する倫理指針の適用(p17~p22参照)―などについて議論を行った。 レセプト・特定健診等情報データベース(NDB)は、本来、医療費適正化計・・・
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2013年09月12日(木)
[医療保険] レセ等活用した『データヘルス計画』、厚労省が先進事例集示す
- 厚生労働省は9月12日に、「被用者保険におけるデータ分析に基づく保健事業事例集(データヘルス事例集)」を公表した。 政府の成長戦略(日本再興戦略)では『国民の健康長寿を延伸する』ことを柱の1つに据え、その一環として「すべての健保組合に対し、レセプト等データの分析や、加入者の健康保持増進のための『データヘルス計画(仮称)』策定・公表・実施などを求める」ことを打出している(p1~p2参照)。 「こういった・・・
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2013年08月30日(金)
[健康] 健康寿命の延伸で、37年に医療・介護費の伸びを5兆円抑制
- 厚生労働省は8月30日に、「『国民の健康寿命が延伸する社会』に向けた予防・健康管理に係る取組の推進について」を発表した。 人口動態等の統計から、我が国が世界最高水準の長寿国であることがわかる。しかし、高齢になると疾病リスクや介護の必要度が高まるなど、高齢化による社会保障費(とりわけ医療・介護費)の増加が大きな問題となっている。 このため政府は、「健康寿命」を延伸することに注目している 健康寿命とは・・・
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2013年08月29日(木)
[医療計画] 厚労省の研究会、都道府県から医療計画策定の経緯等ヒアリング
- 厚生労働省は8月29日に、「PDCAサイクルを通じた医療計画の実効性の向上のための研究会」を開催した。 この日は、都道府県からのヒアリングを実施したほか、具体的な方策の構築に向けた議論を行った。 意見陳述を行ったのは、(1)宮城県(p9~p14参照)(2)千葉県(p15~p23参照)(3)長野県(p24~p39参照)―の3県。 (1)の宮城県では、医療分野に特化し、東日本大震災からの復旧・復興を目指した医療計画を策定し・・・
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2013年08月27日(火)
[26年度予算] 健康長寿社会の実現や医療費自然増等見込み30兆5620億円要求
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厚生労働省は8月27日に、平成26年度予算概算要求の主要事項を発表した。
26年度の概算要求額を見ると、一般会計は30兆5620億円で、前年度当初予算に比べて1兆1299億円・3.8%の増額となっている。このうち、年金・医療等に係る経費は29兆1235億円で、前年度比9732億円・3.5%の増額である(p6参照)。
なお、ここには診療報酬改定や、社会保障・税番号制度導入に伴うシステム改修費などは含まれていない。これらは、年末・・・
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2013年08月19日(月)
[医学研究] 「高齢者・障害者の感覚特性データベース」で製品開発等に期待
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- 「高齢者・障害者の感覚特性データベース」を公開─年齢や障害の有無などに応じて視覚・聴覚・触覚特性をグラフィカルに表示─(8/19)《産業技術総合研究所》
- 発信元:産業技術総合研究所 カテゴリ: 医学・薬学 高齢者
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2013年07月29日(月)
[医療保険] 協会けんぽ、24年度は3243億円の黒字出るも「財政に余裕なし」
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全国健康保険協会は7月29日に、運営委員会を開催した。
この日は、(1)平成24年度決算(2)5年収支見通しの試算(p332~p362参照)(3)社会保障制度改革国民会議の状況等(p363~p395参照)(4)24年度業績評価における評価基準(p396~p408参照)―について事務局から報告を受け、これらに関する議論を行った。
(1)の24年度決算(健康保険)をみると、収入9兆2755億円に対し、支出8兆9512億円で、3243億円の黒字決・・・
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2013年06月27日(木)
[診療報酬] 24年6月審査分の医科入院外、在宅が大きく減少 社会医療調査
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厚生労働省は6月27日に、平成24年(2012)社会医療診療行為別調査の概況を発表した。24年6月審査分のレセプトをもとに、医療行為や傷病の状況を調査したもの。医科病院と調剤については、厚労省のナショナルデータベースに蓄積されている全レセプトを集計対象にしている(医科診療所等は、従来どおりの抽出調査)(p1参照)(p3参照)。
医科入院について見てみると、1件あたり点数は4万8962.8点で、前年に比べて1411.・・・
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2013年06月21日(金)
[行政改革] 医療情報DB事業や健保組合給付費臨時補助金、抜本的見直しを
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厚生労働省は6月21日に、行政事業レビューを実施した。
今回は、(1)医療情報データベース事業(p4~p33参照)(2)非正規労働者総合支援事業推進費(p34~p47参照)(3)健康保険組合給付費等臨時補助金(p48~p61参照)(4)東日本大震災に係る復旧工事安全衛生確保支援事業(p62~p78参照)―の4事業について、有用性等の点検が行われた(p3参照)。
(1)の医療情報データベース事業は、医療機関の所有する・・・
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2013年06月19日(水)
[がん対策] がん対策基本計画、27年6月に中間評価、29年6月までに見直し
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- がん対策推進協議会(第39回 6/19)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 がん対策・健康増進課 カテゴリ: 医療提供体制
この日は、がん登録の法制化や、協議会で今後議論する検討テーマについて議論したほか、「今後のがん研究のあり方」について報告(p8~p27参照)を受けた。
がん登録とは、がん患者の病状や生存状況をデータベース化するもので、(1)施設別のデータを出すための「院内がん登録」(2)都道府県別のデータを出すための「地域がん登録」―の2つがある。両者とも、デー・・・
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2013年06月11日(火)
[がん研究] がんの本態を解明し、難治性がんの新規治療法確立などを
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- 今後のがん研究のあり方に関する有識者会議(第5回 6/11)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 がん対策・健康増進課 カテゴリ: 医学・薬学
報告書案では、がんをめぐって、次のような課題があることを指摘する(p13~p14参照)。
(1)がんの本態解明が不十分であり、また、がん研究における日本の相対的国際競争力が低下している
(2)がん罹患リスクを確実に低減させる手法が明らかになってきており・・・
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2013年06月07日(金)
[診療報酬] DPCデータ、研究者への提供ガイドラインなどを検討開始
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厚生労働省は6月7日に、「レセプト情報等の提供に関する有識者会議」を開催した。この日は、昨年(平成24年)末に了承された報告書を踏まえ、各種の改善案が厚労省当局から示され、これに基づいた議論を行った。
まず、「レセプト情報・特定健診等情報の提供に関するガイドライン」の修正案(p25~p50参照)を見てみよう。
大きな修正点としては、(1)利用者がレセプト情報を取扱う際には、個人情報保護法に準じた取扱い・・・
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