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08_参考資料2_接種類型と定期接種化プロセスについて(2019年(令和元)年9月26日 第34回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会 資料2-2) (12 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33297.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 研究開発及び生産・流通部会(第32回 5/24)《厚生労働省》
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集団予防効果とは
⚫ ワクチンの接種により、接種しなかった人にも感染予防の効果が及ぶことは、「直接的な集団予防効果」ととら
えられている。A類疾病のうち、百日せき、麻しん、風しん等はこの効果を目的として接種を行っている。
⚫ 接種した人に感染予防・重症化予防の効果が及び、その積み重ねにより集団全体の感染率が低下することは、
「間接的な集団予防効果」ととらえられている。B類疾病においてはこの観点から公衆衛生上の必要性が考慮さ
れている。
集団に免疫のない状態

多くの人に免疫のある状態

感染する

①免疫があるの
で感染しない
感染する

患者

患者

×

×

②免疫はないが、
感染源となる人
に免疫があった
ので感染しない

=免疫のある人

免疫のない集団では
多くの患者が発生する
患者

集団の一定以上が予防接種を
受けると流行が起こりにくい
予防接種を受けた人々
①免疫があるの
で感染しない

予防接種を受けていない人々
②免疫はないが、感染源となる人
に免疫があったので感染しない

<間接的な集団予防効果>
被接種者の発症又は重症化を防止する
効果の積み重ねとして、集団の感染率が
低下する。

<直接的な集団予防効果>
その病原体に対する免疫をもっている
ものが集団構成員中に一定以上いると、
予防接種を受けていない人にも感染が起
こりにくくなり、流行は起こらない。 7