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令和4年度オンライン資格確認等システムの基盤を活用した電子処方箋に関するモデル事業一式中間報告書(令和5年4月5日掲載) (22 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/001084255.pdf
出典情報 令和4年度オンライン資格確認等システムの基盤を活用した電子処方箋に関するモデル事業一式中間報告書(令和5年4月5日掲載)(4/5)《厚生労働省》
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2)薬剤師向け調査
① 重複投薬・併用禁忌削除


問 オンライン資格確認等システムで閲覧した過去の薬剤情報等が、処方を考える上で意義
があった / 参考になった事例はどのくらいありましたか。
過去情報が調剤の参考になる事例がないと回答した人が 7 割以上である。前述の通りマイナン

バーカードの利用が少なく、薬剤情報提供の過去履歴を参照できるケースが少なかったことが原
因と考えられる。事例があった、と回答した人の具体的な例(自由記述)では「重複や過去治療
歴の確認ができた。

「院内処方でお薬手帳にも記載されておらず、把握していなかった薬を確認
できた。

「歯科受診などが確認でき注意すべき薬剤について指導できた。
」という意見が見られ
た。



問 電子処方箋でも紙の処方箋でも、重複投薬チェックの結果を実施することで、どのよう
な効果がありましたか。(複数回答)
従来把握できなかった薬剤の把握、との回答が最も多いが、具体的に把握できた薬剤の事例は

少ないことから今後の期待を込めて回答している可能性が高く、さらなる精査が必要である。次
いで多い回答であった重複投薬の防止については、薬剤の変更を伴わずとも重複投薬等チェック
を実施することで予防ができていることを指していると推察される。また、その他の意見として
は、
「まだアラートを検知していないため不明。」、
「始めたばかりで事例がない」との回答が見ら
れ、効果を実感するには利用者の増加が必須であることが分かる。

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