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資料1-3 初回ニーズ選定時の評価結果及び要望書 (12 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32363.html
出典情報 医療ニーズの高い医療機器等の早期導入に関する検討会(第35回 3/31)《厚生労働省》
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(別添様式 1 )
影響が低い、③手術による切除困難な部位へ適応が可能等、患者には低侵襲の冶
痕である。
〇安全性
当該療法は、各関連学会により各治療ガイドラインが数多く策定されており、こ
れら内容を臨床医は厳守しつつ治療を実施していることから、過去の放射線治療
の実積では被ばく問題など、大きな事故の報告もなく運営されている現状がある
こと、他方、 該当する装置類については医薬品医療機器等法で規制されている誰
証・承認が取得されたものであり、法的にも安全性が担保されたものである。
5 ) エタノール局所注入療法 (肝癌患者に施術)
〇有効性
本邦で開発された手技であり、局所療法の原点と言える治療法である。 開発後急
速に世界に広がり、広く臨床使用されているが、急速に広まった要因の一つとし
てエタノールの使用がコスト的に安価であったことも後押しをしたと考えられ
る。 当該技術はエタノールのたんばく質変性の特性を生かしたもので、注入され
た組織の変性・壊死が局所的に発生することが特徴でやる。現在、この治療法は
日本肝臓学会作成のガイドライン (肝癌診療ガイドライン) でも、RFA と並ぶ局所
療法の一つとして明記されている。
〇安全性
当該治療法は 1983 年の開発後、既に約 30 年以上が経過している。また、医薬品
であるエタノールに対する適応追加は平成 16 年に実施されている。ただし、生存
期間におけるラジオ渡凝固療法に対する劣性をボす上臨床試験が報告され、了臨床現
場での使用は減少している。
6 ) ラジオ波焼知装置による焼乱療法 (肝冶患者に施術)
〇有効性
先端部周半にラジオ波を発生する専用針を経放的に腫瘍に究刺し、熱焼により
腫瘍を壊死させる治療法である。 腫瘍の部位や大きさ、血流などによる温度上昇
の抑制される現象、腫瘍周囲臓器への影響などを考慮する必要があり、あらゆる
腫瘍が治療できる訳ではないが、原理的には 3cm 前後までに腫瘍であれば完全焼
和による治癒が可能である。多くの場合局所麻酔で施行可能なため侵襲も低い。
わが国では 2004 年4 月に保険適応を受け、 肝悪性腫瘍に対し標準的な治療法とし
て了臨床使用されている。
〇安全性
刺に伴う出血や周囲臓器の障害など種々の合併症が報告されているが、これら
の合併症に対する対応や処置については広く認識されており、関連学会等におい
てガイ ドラインの策定や臨床医のトレーニング等も実施されている。
7 ) 肝動脈化学塞栓術 (TACE)
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