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総-5-5○最適使用推進ガイドラインについて (11 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00173.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第536回 1/18)《厚生労働省》
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完全奏効(CR)
完全奏効割合(%)
[95% CI*](%)
奏効(CR 又は PR)
全奏効割合(%)
[95% CI*](%)
*:Clopper-Pearson 法

DLBCL NOS
de novo
tFL
18 例
0例
9

50.0

[26.0. 74.0]
11

61.1

[35.7, 82.7]

HGBCL

FL3B

全体

8例
3
37.5
[8.5, 75.5]
5
62.5
[24.5, 91.5]

1例
1
100
[2.5, 100]
1
100
[2.5, 100]

27 例
13
48.1
[28.7, 68.1]
17
63.0
[42.4, 80.6]

3.3.
海外第Ⅱ相試験(017006 試験)
アントラサイクリン系薬剤及び CD20 標的薬を含む初回治療の化学療法に難治性又は再発した自
家 HSCT 非適応のアグレッシブ B 細胞性 NHL 患者を対象に、本品の有効性及び安全性を検討する
ために非盲検非対象試験(以下、「017006 試験」という)が実施された。主な選択基準・除外基準
は表 11 のとおりであった。
表 11 主な選択・除外基準
<選択基準>
WHO 分類(2016 年)(Blood 2016; 127: 2375-90)に基づき、組織学的検査により以下のいずれかの組織型
の B 細胞性 NHL と診断された患者。
DLBCL NOS(de novo 又は tFL)
DLBCL の形態を示す MYC 並びに BCL2 と BCL6 の両方か一方の再構成を伴う HGBCL
FL3B
アントラサイクリン系薬剤及びリツキシマブ(又は他の CD20 標的薬)を含む 1 レジメンの化学療法歴があ
る患者。
ECOG PS が 0 から 2 の患者。
自家 HSCT 非適応の患者。
<除外基準>
過去に CD19 標的療法を受けた患者。

本品の用法及び用量又は使用方法は、抗 CD19 CAR T 細胞として CD8 陽性 T 細胞及び CD4 陽性
T 細胞の投与細胞数の合計が 100×106 個となるよう、CD8 陽性 T 細胞(50×106 個)を静脈投与し
た後に CD4 陽性 T 細胞(50×106 個)を静脈内投与することとされた。
生体内での本品の生着と増殖を促進することを目的として、前処置として以下の LD 化学療法を
行い、LD 化学療法の終了から 2~7 日後に本品を投与することとされた。また、本品の製造期間中
に病勢コントロールのための抗がん治療(ブリッジング化学療法)が許容された。ブリッジング化
学療法は、低用量の抗がん剤(1 日あたり 300 mg/m2 以下のシクロホスファミド等)を使用すること
とされ、LD 化学療法の開始日より 7 日前までに完了することとされた。
(1)前処置の LD 化学療法
シクロホスファミド 300 mg/m2 及びフルダラビン 30 mg/m2 をいずれも 1 日 1 回、3 日間点滴静脈
内投与。また、患者の状態(腎機能障害等)に応じてフルダラビン及び/又はシクロホスファミドの
投与量の減量が行われた。なお、3 日間の LD 化学療法実施中に継続を妨げる有害事象が発現した場
合はフルダラビン及び/又はシクロホスファミドの投与量を減量することができた。
(2)017006 試験の臨床成績

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