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(新旧)新型コロナウイルス感染症により亡くなられた方及びその疑いがある方の処置、搬送、葬儀、火葬等に関するガイドライン (42 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00416.html
出典情報 「新型コロナウイルス感染症により亡くなられた方及びその疑いがある方の処置、搬送、葬儀、火葬等に関するガイドライン」の改正について(周知)(1/6付 事務連絡)《厚生労働省》
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令和 5 年 1 月 6 日(金)




問 7 遺体を動かしたときに、咳やくしゃみのように、肺の拡張・収縮によ

問 7 遺体を動かしたときに、咳やくしゃみのように、肺の拡張・収縮によ

り飛沫が発生しますか。また、飛沫感染の原因となり得ますか。

り飛沫が発生しますか。また、飛沫感染の原因となり得ますか。

死後硬直で肺の拡張や収縮は起きないため、遺体を動かしても飛沫の発生

死後硬直で肺の拡張や収縮は起きないため、遺体を動かしても飛沫の発生

はないと考えられます。

はないと考えられます。

遺体を動かした際に体液が漏出する可能性はあり、それが飛沫となって飛

しかし、遺体を動かした際に体液が漏出する可能性はあり、それが飛沫と

び散る可能性はゼロではないものの、遺体からの飛沫感染やエアロゾル感染

なって飛び散る可能性はゼロではないものの、生きた感染者もしくは治療中、

は確認されていません。遺体に適切な感染対策(清拭及び鼻、肛門等への詰

生存中の感染者と異なり持続的にウイルスを含む飛沫が体外に放出されるこ

め物や紙おむつの使用等により体液等の漏出予防を行うこと等)を講ずるこ

とはなく、解剖のような特別の処置を行わない限りは遺体からの飛沫感染の

とにより、遺体からの感染リスクは極めて低くなり、通常の遺体と同様に取

リスクは低いと考えられます。

り扱うことができます。

問 8 死後に細胞が死ぬことを考えると、死後にウイルス増殖が著しく減少
することは明らかなことと思われますが、遺体が接触感染以外に感染

問 8 死後に細胞が死ぬことを考えると、死後にウイルス増殖が著しく減少
することは明らかなことと思われますが、遺体が接触感染以外に感染

能力がないこと、もしくは死後感染力が著しく減少することの、科学
的根拠はありますか。

能力がないこと、もしくは死後感染力が著しく減少することの、科学
的根拠はありますか。

これまでに通常の遺体の取扱いにおいて、遺体から新型コロナウイルスに

これまでに通常の遺体の取扱いにおいて、遺体から新型コロナウイルスに

感染した事例の報告はなく、遺体からの感染の可能性は低いと考えられます。 感染した事例の報告はなく、遺体からの感染の可能性は低いと考えられます。
動物実験では、鼻や肛門等の封鎖処置を行った場合、ウイルス伝播を抑制
新型コロナウイルス感染症は呼吸器感染症であり、呼吸によりウイルスが
するとの研究結果があり、エンゼルケア(死後処置)により適切な感染対策 患者体外に放出されます。遺体では、生命活動(呼吸、くしゃみや発語等)
(清拭及び鼻、肛門等への詰め物や紙おむつの使用等により体液等の漏出予

の停止に伴いウイルスの体外放出が止まり飛沫感染のリスクは極めて低くな

防を行うこと等)を講ずることの有用性が示されています。

ります。一方で、体外に排出されたウイルスが環境中で一定期間感染性を保

一方で、体外に排出されたウイルスが環境中で一定期間感染性を保つこと つことが報告されていることから(ウイルスは細胞の外では増殖できませ
が報告されていることから(ウイルスは細胞の外では増殖できません)
、死後 ん)
、死後にウイルスが増殖しなくとも患者体内には感染力を保ったウイルス
にウイルスが増殖しなくとも患者体内には感染力を保ったウイルスが一定期
間存在していると考えられます。感染力を持ったウイルスは便等、呼吸器以

が一定期間存在していると考えられます。感染力を持ったウイルスは便等、
呼吸器以外の体液にも存在することが報告されており、遺体(特に体液)か

外の体液にも存在することが報告されており、遺体(特に体液)からの接触

らの接触感染のリスクに対する防御が必要です。接触感染は、ウイルス汚染

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