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季節性インフルエンザとの同時流行を想定した新型コロナウイルス感染症に対応する外来医療体制等の整備について(依頼) (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00332.html
出典情報 季節性インフルエンザとの同時流行を想定した新型コロナウイルス感染症に対応する外来医療体制等の整備について(依頼)(10/17付 事務連絡)《厚生労働省》
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国の基本的考え方と今冬の感染拡大の想定等
○ 今冬においては、新型コロナウイルス感染症(以下「新型コロナ」という。)
について、今夏を上回る感染拡大が生じる可能性がある。加えて、季節性イン
フルエンザ(以下「インフルエンザ」という。)も流行し、より多数の発熱患
者が同時に生じる可能性がある。
○ このため、本年9月8日の「With コロナに向けた政策の考え方」
(新型コロ
ナウイルス感染症対策本部決定)で示された「基本的考え方」に則り、限りあ
る医療資源の中でも高齢者・重症化リスクの高い者に適切な医療を提供する
ための保健医療体制の強化・重点化を進めていく。
○ 具体的には、上記の可能性(新型コロナについて、今夏を上回る感染拡大が
生じるとともに、インフルエンザについても、大規模な流行が同時に生じる)
を想定して、重症化リスク等に応じた「外来受診・療養の流れのイメージ」を
お示しし、各地域の実情に応じて、発熱外来等の体制強化と治療薬の円滑な
供給、健康フォローアップセンターの拡充と自己検査キットの確保、入院治療
が必要な患者への対応の強化等の対策を進めるとともに、国民各位への情報
提供と重症化リスク等に応じた外来受診・療養への協力の呼びかけなどに、本
年 10 月 13 日に発足した「新型コロナ・インフル同時流行対策タスクフォー
ス」を通じて、関係する団体・学会、経済団体、国・地方の行政機関等と連携
しながら取り組んでいく。注)
注)参照、厚生労働省第1回新型コロナ・インフル同時流行対策タスクフォース
(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00400.html)中
「○新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの同時流行に備えた対応(セット
版)」
(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001000988.pdf)



今冬の感染拡大については、専門家の感染の見込みやオーストラリア等の
状況も参考に、新型コロナの患者が1日 45 万人、インフルエンザの患者が1
日 30 万人規模で同時に流行し、ピーク時には1日 75 万人の患者が生じる可
能性を想定注)して、準備を進める。また、欧州において、新型コロナの感染者
数の増加が見られており、引き続き欧米の感染動向も注視しつつ対策を講じ
る必要がある。
併せて、感染した場合にもできる限り重症化を防ぐため、新型コロナとイン
フルエンザのワクチンについて、接種対象者への接種を進める。
注)規模の想定について、正確に予測することは困難だが、新型コロナは今夏の感染拡大
時に最も感染状況が悪化した沖縄県の感染状況と同規模、インフルエンザは直近5年
間の最大値だった 2018/2019 シーズンと同規模を想定している。また、過去に新型コ
ロナの累積患者数が少ない地域においては、感染拡大の規模がより大きくなる可能性
がある点に留意が必要である。更に、新型コロナとインフルエンザ以外の発熱患者が
一定程度見込まれることも考慮する。

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