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14参考資料2-4 沈降精製百日せきジフテリア破傷風混合ワクチン(DTaP)(第14回ワクチン評価に関する小委員会資料1-2) (15 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000192554_00024.html
出典情報 厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会(第49回 10/4)《厚生労働省》
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⑨ 百日せきワクチンの持続期間
● DPT-IPV接種後のPT IgG抗体の推移をみた研究では、接種3年後の4歳時の抗体陽性率は30%まで低下を認めた。
● 米国の報告では、百日せきワクチンの効果は2-4年と短期間であり、接種後の年代に患者数は減少するが、数年後
の年代で上昇が 見られる。
DPT-IPV接種後のPT IgG抗体値の推移
・日本においてDPT-IPV4回接種後の抗体価推移を見
た報告では、接種3年後の4歳時の抗体陽性率は
31.9%と低下を認めた。
(カットオフ値; 抗PT-IgG抗体>10EU/ml)

持続期間に関する報告
・2012年のワシントン州の百日せき流行時に行われた研究で
は、Tdap接種後1年間のVaccine Effectivenessは73%(95%CI;
60-82%)だが、その後の2-4年間では34%(95%CI; -0.03-58%)
に低下したと報告される。
Pediatrics. 2015 Jun;135(6):981-9.

Jpn J Infect Dis. 2019 Jan 23;72(1):49-52

・上記と同流行時の年齢別症例数の報告では、DTaPまたは
Tdapワクチン接種後の患者数は減少するが、2-3年後には再度
増加(矢印)が見られることより、ワクチンの効果が早期に低下
すると考えられた。
MMWR;Pertussis Epidemic, Washington, 2012

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