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14参考資料2-4 沈降精製百日せきジフテリア破傷風混合ワクチン(DTaP)(第14回ワクチン評価に関する小委員会資料1-2) (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000192554_00024.html
出典情報 厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会(第49回 10/4)《厚生労働省》
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⑧ 百日せきワクチンによる集団免疫効果について
● 米国CDCの見解では、無細胞百日せきワクチンにおける集団免疫効果は期待できない可能性があるとされている。
● 他方、いくつかの論文では接種者以外の年齢層で百日せき患者が減少されたことが報告されている。
<集団免疫効果に関するCDCの見解>
CDC(Centers for Disease Control and Prevetion)で
は百日せきの集団免疫効果に関して下記のように記載
されており、効果は限定的とされる。

「百日咳から人々を守るには集団免疫効果には期待で
きない。理由として、百日咳が容易に蔓延する、ワク
チンの効果は経時的に下がる、無細胞百日せきワクチ
ンは百日せき菌の保菌や蔓延を防ぐことができない可
能性がある、とされている。ワクチンは百日せきを予
防する最も効果的な方法であり、自分自身を守るため
に百日せきワクチンを接種することが重要である。」

<集団免疫効果について>
カナダの報告では、2001年にTdapを14-16歳を対象に開
始した。実験室診断された百日せきの罹患率は1997年2000年で7.2/10,000であったが、2004年には0.2/10,000
へ減少した。また、1歳未満の患者数も減少が認められた。
Can J Infect Dis Med Microbiol. 2005 Sep-Oct; 16(5): 271-274.

https://www.cdc.gov/pertussis/about/faqs.html

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