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資料2 第2期データヘルス計画の現状と第3期に向けた課題等について (36 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28208.html
出典情報 データヘルス計画(国保・後期)の在り方に関する検討会 高齢者保健事業の実施計画(データヘルス計画)策定の手引きに係るワーキンググループ(第1回 9/28)《厚生労働省》
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3.データヘルス計画策定の手引きについて


標準化に対する考え・希望



46広域連合のうち、35広域連合が「標準化を進めてほしい」と回答し、その内容としては「評価指標」が最も多かった。



標準化を進めてほしい理由としては、保険者間の比較が容易になる・策定業務の効率化・目指すべき方向性の明確化が挙げられた。



一方、11広域連合は「分からない・標準化を進めてほしくない」と回答し、その理由として、標準化によって地域特性に応じた計画
策定が難しくなることを懸念する意見等が挙げられた。

Q24.データヘルス計画の標準化を進めてほしいと思いますか。※標準化:計画様式、評価指標(目標値も含む)、保健事業の方法・体制について一定の規格・基準を定めること

■標準化に対する希望(件)
分からない
9
20%

標準化を進め
てほしくない
2

標準化を進めてほしい

n=46

35
76%

4%

■標準化を進めてほしい理由(自由記載・抜粋)
<保険者間の比較、策定業務の効率化>
• 標準化されることで他広域連合との比較ができる。また、計画策定事務を簡素化できる。
• やるべきことが明確になることや、他広域との比較が容易になるため(当広域の特徴把握に活かせる)。
• 一定の規格や基準が定められるなど標準化されることで、他保険者との比較の正確性が上がり、公平性が高まる
と思われる。また事務の効率化も図れる。
• 他広域連合の計画を参考にしたいと思っても、視点・内容・記載方法が様々なため参考にしにくい。
• 標準化を進め、重要かつ優先すべき事業を順位づけて保健事業を実施した方がよい。
• 市町村からの派遣職員で構成され、専門職の確保に課題がある広域連合の体制上の問題から、評価指標の設定や
計画書の構成等の検討に当たり現場職員の負担が大きいため。
• 専門職ではない職員が計画策定を担当することから、データ分析や評価の指標や方法について決めるのに、手探
りで進めていくこととなる。標準化されれば、それに従って策定を進めていくことができ、負担が減ると考え
る。
<目指すべき方向性の明確化>
• 評価指標については、最低限データヘルス計画に落とし込むべきものを設定することが重要。データヘルス計画
として、目指すべき方向性が全保険者で共有・明確化されるため、健康課題とのギャップから何を優先すべきか
がはっきりするため。
• 今後の保健事業全体の方向性を示してほしいため。

■標準化の希望内容 n=35【広域連合数】(%)
・計画様式
【30】 (85.7%)
・データ分析項目
【29】 (82.9%)
・保健事業の方法・体制 【13】 (37.1%)
・保健事業の種類・内容 【13】 (37.1%)
・健康課題の抽出プロセス【22】 (62.9%)
・評価指標
【34】 (97.1%)
・評価時期
【20】 (57.1%)
・評価方法
【28】 (80.0%)
・その他
【 1】 ( 2.9%)

■標準化を進めてほしくない理由(自由記載)
• 地域によって健康課題が異なるため。
• 「標準化」の内容にもよるが、地域性による課題も多いことから難しい。一方、健康診査受診率の算定の考えや、
一体的実施をはじめとした各保健事業の取組によるアウトカムは、同一視点で評価できるようになるとよい。
■分からない理由(自由記載・抜粋)
• 標準化を進めることにより他地域との比較がしやすくなり、計画策定の労力は減ると思うが、反面、各地域の特
性を出しにくくなるのではないか。
• 計画様式などはある程度は指し示してほしいが、保健事業の方法等は実施主体によって個別性を持たせて実施す
る方がよい。
• 標準化した方が作業が楽になる部分もあるが、地域(保険者)の実情に合った計画が策定しにくくなる可能性が
ある。

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