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費-4 (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000182080_00006.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 費用対効果評価専門部会(第55回 8/4)《厚生労働省》
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医療機器の特性に起因する評価上の課題

③ ICERだけでは評価できない患者便益が重要な場合がある


早期退院などの短期的な身体的負担や生活上の負担の軽減は長期的な
QALYにほとんど反映されない

【事例】 リード一体型ペースメーカ



本体を皮下に植え込むのではなく、カテーテルを用いて、直接右心室内に留置
ICERへの反映が可能





植込み後12 ヶ月時点での主要合併症の
発生率が既存品と比較して63%減少
早期退院により医療費が減少
平均入院日数

既存のペースメーカ

リード一体型ペースメーカ

QALY(ならびにICER)への反映が困難


早期退院により休業期間を短縮できる



腕の可動域が広いため運動面の制約がない



皮下のリードがないため美容面の苦痛を軽減
できる

9.5日*1
5.1日*2

*1 第21回日本不整脈学会学術大会抄録 P14 胸郭外穿刺導入後のペースメーカ植込み術における院内合併症の検討
*2 Soejima K, Asano T, Ishikawa T, Kusano K, Sato T, Okamura H, Matsumoto K, Taguchi W, Stromberg K, Lande J, Kobayashi Y; Micra
Transcatheter Pacing Study Group. Performance of Leadless Pacemaker in Japanese Patients vs. Rest of the World - Results From a Global
Clinical Trial. Circ J. 2017 Oct 25;81(11):1589-1595. doi: 10.1253/circj.CJ-17-0259. Epub 2017 May 30. PMID: 28566657.

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