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資料2 第1回検討会での議論の整理等 (12 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_76089.html
出典情報 令和8年度医師の働き方改革の推進等に関する検討会(第2回 9/10)《厚生労働省》
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音声入力システムによる医師の記録業務短縮について

厚生労働科学研究(令和6~7年度):
「 医療機関における情報技術等への業務移管による医療従事者の労働時間短縮効果と経営上の負荷に基づく費用対効果の検証研究」
研究代表者: 荒井 耕(国立大学法人一橋大学 大学院経営管理研究科)


本調査では、電子問診、音声入力、RPA、動画説明の4種類のICTを対象に、導入・運用に伴う経営上の負荷と医療従事者の
労働時間短縮効果を分析した。音声入力については38病院を対象に費用対効果を分析した結果、医師を中心に大きな時短効

果が見られ、4種類のICTの中で最も費用対効果が高いことが明らかとなった。
調査概要
• 本調査では、電子問診、音声入力、RPA、動画説明の4種類のICTについて、導入前
後の業務時間変化と費用対効果を分析し、音声入力の費用対効果が最も高かった。
• 音声入力については、38病院を対象に費用対効果分析が行われ、診察時カルテ記
載や放射線読影記載など、医師業務に直接関係する活用が多く見られた。

年間時短効果
単位:時間/年
1500

1360.4
1200.0

1200
900

• 職種別では、音声入力の導入効果は医師中心となっており、医師の一人当たり年
間時短効果の中央値は383時間であった。

600

382.5

310.6

• 特に放射線読影記載では、1回当たりの時短と年間発生件数の多さが重なり、医師
の年間総時短効果が11,000時間に達する病院事例が示された。

• また、別の事例では、読影医が音声入力を活用することで、従来1日12〜13時間を
要していた業務が、導入後は4時間超で終了できる状況であった。

47.0

300

9.8

0

職種合計

費用対効果
考察・結論

考察

音声入力の時短効果は、1回当たりの短縮時間だけでなく、年間発生件数と
利用率によって大きく左右される。特に記録件数が多い医師業務では、病院
全体の総時短効果が拡大しやすい。

結論

音声入力システムは医師を中心に大きな時短効果が見られ、4種類のICTの中
で費用対効果が最も高かった。音声入力システムの費用の回収可能性や回収
期間は病院によって多様であるが、導入及び運用のあり方や活用の程度を工
夫することで、経営上の負担を改善する余地がある。

医師

看護師

1人当たりの中央値

総時短中央値

(すべて中央値)

年間人件費節約額

導入費用

5.7百万円

1.5百万円

年次運用費用

修正回収期間

0.2百万円

0.45年
11