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資料2 第1回検討会での議論の整理等 (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_76089.html
出典情報 令和8年度医師の働き方改革の推進等に関する検討会(第2回 9/10)《厚生労働省》
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ICT導入事例(AI問診システム)について
【事例】公益財団法人慈愛会 今村総合病院



AIカルテ問診システムを導入し、AI問診、AI-OCR、AI音声認識を組み合わせて、患者の問診回答から診療録作成までを
省力化。問診案内と電子カルテへの転記・取込時間が短縮され、患者対応と診療に充てられる時間が増加した。

導入前の課題と目指す姿
導入前

目指す姿

検証結果(定量的成果)

紙の問診票を使用し、総合受付と各診療科で2段階の問
診を行っていた。問診内容の電子カルテへの転記・スキ
ャン登録を含め、1件あたり平均20分を要していた。
患者の問診回答から診療録作成までを一気通貫で省力
化し、医師・看護師の手入力と転記作業を大幅に削減
する。

単位:時間/月
※時間は、それぞれの項目に関係する全職種の合計累積時間

患者への問診記載案内時間(看護師・事務)
303.3

Before

232.6

After

−70.7時間/月

合計

23.3%減

118.2
時間/月

業務フロー(Before / After)
Before
1 問診票記入
患者が来院時に紙の問診票へ手
書きで記入。記入漏れや判読不
能な文字があり、複数科受診時
には同じ内容を繰り返し記入。
2 ヒアリング・転記
看護師が問診票を基に追加ヒア
リングし、内容を電子カルテへ
手入力で転記。問診票自体もス
キャン登録。
3 診察・診療録作成
医師が診察しながらメモを取り
、診察後に手入力で診療録を清
書。カルテ入力により患者と向
き合う時間が削がれる。

After



AI問診回答
患者がスマートフォンや院内タ
ブレットから回答。質問に沿っ
て回答するため記入漏れが減り
、問診の質が均一化。



データ取り込み
問診回答を電子カルテへ反映。
紹介状やお薬手帳はタブレット
で読み取り、AI-OCRでテキス
トデータ化。



文字起こし・下書き生成
診察中の会話をリアルタイムに
文字起こし。AIが問診結果・紹
介状と統合し、SOAP形式の診
療録下書きを自動生成。

削減
問診内容の電子カルテ転記・取り込み時間(医師・看護師・事務)
151.7

Before
After

104.2

−47.5時間/月
31.3%減

年間換算
約1,418時間

検証結果(定性評価)

次年度以降の取組

医師の負担軽減
1
診察時にPC画面を見ながら文字入力する必要がなくなり、患者
に向き合って診察できるようになった。外来終了後に行ってい
たカルテ記載作業が削減され、負担軽減につながった。
医療の質の均一化・医療安全の向上
2
システマティックな問診により、問診者のスキルによらず、聞
き漏れが少ない再現性のある問診が可能となった。問診情報や
診療録の構造化により、入力漏れや誤記の防止、データ品質の
向上が期待される。
3
患者負担の軽減・満足度の向上
患者アンケートでは64.5%が紙よりデジタル問診の方が負担
が少ないと回答した。選択肢のボタンを押して回答でき、問診
回答に伴う患者負担が少なくなった。

運用の改善
問診更新時に医師・受付へ通知
し、診療前に内容確認・追記が
完了するプロセスを設計する。
統合ソリューション
AI問診結果・紹介状内容・AI音
声認識を統合し、カルテ下書き
自動作成を活用する。
PDCAの実践
定期的な評価と現場とのディス
カッションを通じ、課題を継続
10
的に解決する体制を強化する。

厚生労働省:令和7年度 ICT機器を活用した勤務環境改善の推進に向けたモデル医療機関調査支援事業

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