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参考資料3 厚生労働科学研究の成果に関する評価(令和6年度報告書) (34 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_74208.html
出典情報 厚生科学審議会(第23回 7/1)《厚生労働省》
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令和6年度

免疫アレルギー疾患政策研究事業「成果に関する評価」
(73,947 千円)

1.研究事業の概要
本研究事業では、「アレルギー疾患対策の推進に関する基本的な指針」や、「リウマチ
等対策委員会報告書」に基づき、リウマチ・アレルギー疾患対策の施策に資する研究を、
「免疫アレルギー疾患研究 10 か年戦略」に基づいて実施することで、総合的な免疫アレ
ルギー疾患対策を推進するために必要な科学的基盤を構築する。10 か年戦略のうち、当事
業では特に戦略2「社会の構築」において、免疫アレルギー疾患領域における研究の現状
を正確に把握し、疫学調査、研究者連携、臨床研究等を長期的かつ戦略的に推進する。

2.研究事業の成果
免疫アレルギー疾患研究 10 か年戦略の中間評価を行うための、「免疫アレルギー疾患研
究 10 か年戦略」の推進に関する中間報告書(案)が作成された。アレルギー疾患の成果物
としては、金属アレルギー診療と管理の手引き、喘息吸入・鼻噴霧薬指導用の e-learning
用資材が開発された。また、アレルギー疾患の医療提供体制の課題点や、成人食物アレル
ギー患者の増加、医療アクセスに対する問題点についてまとめられた。関節リウマチ関連
の成果物としては、「関節リウマチ(RA)、若年性特発性関節炎(JIA) (少関節炎型・多関
節炎型)、全身性エリテマトーデス(SLE)の遠隔医療の確立に向けた提言」ならびに、講談
社「はたらく細胞」と連携した「関節リウマチ・若年性特発性関節炎における関節炎の病
態と抗リウマチ薬の作用機序」が作成された。

3.成果の評価
本研究事業における成果は、いずれも当初の目標を達成しており、実効性の高い内容で
あった。アレルギー疾患や関節リウマチといったニーズの大きなテーマにおいて、研究班
の密な連携と、研究事業担当者との定期的な意見交換により、政策への応用可能な成果を
効果的に得ることができた。また、診療現場に直結する実践的な成果(金属アレルギーの
手引き、遠隔医療に関する提言、疾患を解説する資材など)は、今後の医療提供体制の整
備や医師の診療への活用に大きく期待される。「免疫アレルギー疾患研究 10 か年戦略」の
中間評価報告書(案)は、アレルギー疾患対策推進協議会の中で評価され、中間評価報告
書の取りまとめに大いに貢献した。
更に、研究者は専門性が高く、協力体制も円滑であり、質の高い成果を生み出していた。
若手研究者の積極的な参画もみられ、今後の人材育成にも資する形となっていた。持続的・
発展的な研究体制の構築に寄与している点でも評価できた。

4.改善すべき点及び今後の課題
食物アレルギーは、疾病構造が変化し続けており、特に成人例の実態把握と医療体制の
整備をすすめるのにあたり、令和7年度以降の研究に継承していく必要がある。関節リウ
マチについては、これまで情報提供資材を発出しているが、実際に活用されているか社会
実装の評価が求められる。

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