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資料3 「がんの緩和ケアに係る部会」からの報告 (18 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25736.html
出典情報 がんとの共生のあり方に関する検討会(第6回 5/18)《厚生労働省》
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別紙3
がん診療に携わる全ての医療従事者の方へ
厚生労働省の関係検討会等で「がんと診断された時からの緩和ケア」を、
より医療現場で実践していただくための方策を検討し、この資料を作成しました。

痛みへの対応について
遺族調査の結果、療養生活の最終段階において約4割のがん患者さんが痛みを感じて過ごし、最期の段階
では2割前後の方が、「ひどい痛み」を感じていることが分かりました。
がんの痛みを和らげることは、患者さんとご家族にとって、治療の負担を減らし、生活を守る上で重要な

取り組みです。医療従事者は、痛みに対してオピオイド等の鎮痛薬を処方するだけではなく、病態や今後の
見通しを検討し、緩和的放射線治療や神経ブロック等の専門的な治療も積極的に活用することが重要です。

痛みなどへの対応は『連携』がポイント
痛みを軽減するには、オピオイド等の処方だけでなく、
緩和的放射線治療や神経ブロック等の専門的な治療の活用
が求められています。
●痛みを軽減し、患者さんの療養生活の質を維持・向上させるために、神経ブロック等を活用する
▶積極的に活用するために麻酔科医・ペインクリニック医との連携を強化する
▶自施設だけでなく地域・近隣の専門家とも連携を強化する
●痛みの緩和やがんに関連した症状を軽減し、患者さんの療養生活の質を維持・向上させるために
緩和的放射線治療を活用する
▶がんの治療中に積極的に活用するために医療機関内外での連携を強化する

▶骨転移や麻痺の診断・治療に関する情報共有の仕組みを整える
●放射線治療や神経ブロック等は、薬物治療のステップに関わらず考慮することとされている
▶詳細は2ページに紹介
●患者さん・ご家族に積極的な情報提供を行う
●医師等への理解を促し、認知度を向上させる

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