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【参考資料3】麻しんの発生に関するリスクアセスメント(2026年第一版) (1 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_72452.html |
| 出典情報 | 厚生科学審議会 感染症部会(第103回 4/22)《厚生労働省》 |
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国立健康危機管理研究機構
国立感染症研究所. 麻しんの発生に関するリスクアセスメント(2026 年第一版)
迅速な情報共有を目的とした資料であり、内容や見解は情勢の変化によって変わる可能性があります。
最新の情報をご確認ください。
麻しんの発生に関するリスクアセスメント(2026 年第一版)
(2026 年 3 月 19 日時点)
2026 年 4 月 10 日
国立健康危機管理研究機構
国立感染症研究所
応用疫学研究センター
実地疫学専門家養成コース(FETP)
感染症サーベイランス研究部
予防接種研究部
感染症危機管理研究センター
■
背景
麻しんは、発熱と発疹を特徴とする全身性のウイルス感染疾患であり、感染力が非常に強
い。感受性者(麻しんに対して免疫が不十分な者)が感染すると、通常約 10~12 日間の潜伏
期間を経て発症し、合併症として肺炎やまれに脳炎を発症し、死亡することがある。さらに、
麻しんに罹患し回復した後、数年の期間を経て発症する亜急性硬化性全脳炎(SSPE)などの
重篤な合併症もある。有効な予防法は、ワクチンの接種により麻しんウイルスに対する免疫
を獲得することであり、2 回のワクチン接種により、発症や重症化のリスクを最小限に抑え
ることが期待できる 1)2)。
世界保健機関(WHO)は、
「麻しん排除」を「適切なサーベイランスシステムが存在する
国、または地域において、12 か月間以上、伝播を継続した麻しんウイルス(国内由来、国外
由来を問わず)が存在しない状態」と定義している 3)。日本は、2015 年に WHO による麻し
ん排除達成の認定を受け、引き続き麻しん排除の状態を維持することを目標に定め、
「麻しん
に関する特定感染症予防指針(以下「予防指針」という。)」4)に基づき発生及びまん延の防
止に努めている。95%以上のワクチン接種率の維持、全例のウイルス遺伝子検査診断、正確
かつ迅速な積極的疫学調査の実施等を柱としている。
排除達成後も海外からの旅行者を発端とした集団発生 5)や、医療機関における集団発生 6)、
麻しん風しん混合ワクチン及び麻しんワクチン(以下「麻しん含有ワクチン」という。)接種
率が低い集団における集団発生 7)等の複数の集団発生があり、2019 年の年間届出数は、排除
達成後最多の 744 例となった。2020 年から 2022 年は新型コロナウイルス感染症(COVID©Japan Institute for Health Security, Tokyo, Japan, 2026
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国立感染症研究所. 麻しんの発生に関するリスクアセスメント(2026 年第一版)
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麻しんの発生に関するリスクアセスメント(2026 年第一版)
(2026 年 3 月 19 日時点)
2026 年 4 月 10 日
国立健康危機管理研究機構
国立感染症研究所
応用疫学研究センター
実地疫学専門家養成コース(FETP)
感染症サーベイランス研究部
予防接種研究部
感染症危機管理研究センター
■
背景
麻しんは、発熱と発疹を特徴とする全身性のウイルス感染疾患であり、感染力が非常に強
い。感受性者(麻しんに対して免疫が不十分な者)が感染すると、通常約 10~12 日間の潜伏
期間を経て発症し、合併症として肺炎やまれに脳炎を発症し、死亡することがある。さらに、
麻しんに罹患し回復した後、数年の期間を経て発症する亜急性硬化性全脳炎(SSPE)などの
重篤な合併症もある。有効な予防法は、ワクチンの接種により麻しんウイルスに対する免疫
を獲得することであり、2 回のワクチン接種により、発症や重症化のリスクを最小限に抑え
ることが期待できる 1)2)。
世界保健機関(WHO)は、
「麻しん排除」を「適切なサーベイランスシステムが存在する
国、または地域において、12 か月間以上、伝播を継続した麻しんウイルス(国内由来、国外
由来を問わず)が存在しない状態」と定義している 3)。日本は、2015 年に WHO による麻し
ん排除達成の認定を受け、引き続き麻しん排除の状態を維持することを目標に定め、
「麻しん
に関する特定感染症予防指針(以下「予防指針」という。)」4)に基づき発生及びまん延の防
止に努めている。95%以上のワクチン接種率の維持、全例のウイルス遺伝子検査診断、正確
かつ迅速な積極的疫学調査の実施等を柱としている。
排除達成後も海外からの旅行者を発端とした集団発生 5)や、医療機関における集団発生 6)、
麻しん風しん混合ワクチン及び麻しんワクチン(以下「麻しん含有ワクチン」という。)接種
率が低い集団における集団発生 7)等の複数の集団発生があり、2019 年の年間届出数は、排除
達成後最多の 744 例となった。2020 年から 2022 年は新型コロナウイルス感染症(COVID©Japan Institute for Health Security, Tokyo, Japan, 2026
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