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【資料1-2】関係医学会・医会・業界見解 (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_70651.html
出典情報 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議(第35回 2/20)《厚生労働省》
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・自然経過による改善:感染後の咳嗽などは自然に改善します。
・咳嗽症状の短期的改善と喘息の長期的コントロールとは異なる
ため、医学的な評価(スパイロメトリーなど)を実施しない間に
気道リモデリングの進展など喘息重症化が進む危険があります。
本邦での調査でも、咳喘息では成人で約 40%、小児ではより高頻度
で喘鳴を伴う典型的な喘息に移行することが知られています。咳
喘息の治療は医師の管理下での継続が推奨されており、症状改善
を根拠とした自己中断は喘息への移行を招く危険性があります。
(2)「改善しなかった」場合の対応における課題
気管支拡張薬で改善しなかった場合、以下の可能性があります。
OTC 使用では、これらの鑑別が不可能であり、診断遅延と不適切な
治療継続のリスクが高まります。
・原因が咳喘息ではない:他の原因疾患(気道感染症、胃食道逆
流症、後鼻漏など)である可能性があります。咳嗽患者の多数を
占める感染症による咳嗽には本剤の適応がなく、OTC 化によって誤
用・乱用や受診遅延が生じることが懸念されます。
・肺癌、結核、間質性肺炎などの重篤疾患の存在が咳嗽の原因と
なっている可能性があります。
・不適切な手技での吸入であるために無効な可能性があります。
(3)医療機関への適切な受診につながらないことへの懸念
・医師が診断的治療を行った場合、シムビコートで改善が得られ
ないときは、一般的に専門医を紹介します。OTC では、このような
システムが整っておらず、医療機関への受診につながらないこと
が懸念され、重篤な疾患が見落とされる危険性があります。
(4)用法・用量に SMART 療法を含むことの追加的な問題点
SMART 療法(Symbicort Maintenance and Reliever Therapy)と
はシムビコートを維持療法と発作時頓用の両方に使用する治療で
喘息管理に有効ですが医師の厳格な管理下でのみ実施可能です。
SMART 療法が OTC で不可能な理由
・維持療法のみで管理が困難である適応患者の選別が必要
・過量使用のリスクについて医師による説明が必要
・医師によるモニタリングが必要
SMART 療法では、以下のモニタリングが必須です。OTC 化により、
以下のモニタリングが行われず、重症化や副作用の早期発見が不
可能になります。

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