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ヒアリング資料18(書面) 全国医療的ケアライン (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66997.html
出典情報 障害福祉サービス等報酬改定検討チーム(第50回 12/11)《厚生労働省》
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令和6年度障害福祉サービス等報酬改定後の状況に関する意見等(概要)
目標:「医療的ケア児から者へ」の移行を“壁”や“段差”ではなく“スロープ”のように
親の付き添いがなくても安全が確保され、本人が自立へと段階的に進める社会基盤を整える
当会が2025年度に行った会員アンケートに基づき、 以下の3つの項目を提案いたします。

1. 安全な日常生活を送る上での「見守り」を基礎とした3層支援整備
医療的ケア児者が自宅・移動時・入院時のすべての場面において、高度な見守りによって安全を担保する仕組みの整備が求めら
れる。<参考資料1>
1)第1層(自宅):自宅での日常生活の安全
2)第2層(移動時):成長発達に必要な療育や教育を受けるための移動の安全
3)第3層(入院時):常に医療と関わりの中で生きていくという特徴を踏まえた、入院中の安全

2. 安心して大人になれるような通所サービスへの移行
医療的ケア児者は成長とともに支援ニーズが増す一方で、成人期の生活介護報酬が低く受け入れ先不足・活動断絶を招き、生涯
学習・社会参加の継続が困難になっているため、成人期にも挑戦と学びを保障する仕組み整備が必要である。
1)重度の医療的ケアが必要な利用者を受け止め続けられる報酬体系
2)生活介護での「日中活動・生涯学習・社会参加」の実効性確保

3.医療的ケア児コーディネーターの活動実効性の確保
医療的ケア児コーディネーターは役割曖昧・加算なしで兼務が多く活動時間が確保できず、
調整役不在や情報連携不足により家族が調整を担わざるを得ない状況が生じているため、
専門性と活動継続を保障する仕組み整備が急務である。
1)多職種連携や地域資源創出といった専門的役割を明確化する必要である。
2)その役割に基づいたコーディネーター加算を導入することで、専門性と活動の継続性を確保する必要である。

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