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ヒアリング資料18(書面) 全国医療的ケアライン (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66997.html
出典情報 障害福祉サービス等報酬改定検討チーム(第50回 12/11)《厚生労働省》
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<参考資料7>「多職種連携や地域資源創出に関する専門的役割の重要性」
出典:「2025年全国医療的ケアライン調査報告書」に基づき作成

課題(家族の現状)

アンケート結果

望むコーディネーターの役割

将来の不安と情報不足

子どもの将来に関する事柄について、「考えているが分からな
い」と回答した親が最も多かった(53.3%)。また、将来の不安
要素として「相談先の不明瞭さ」が挙げられています(29.4%)。

タイムリーな情報提供と、複雑な計画立案を
支援する専門的なアセスメント機能が必要。

ケアプラン検討の困難さ

将来の事柄に関して「決められていない」もしくは「分からな
い」と回答した理由で最も多かったのは、「日々の世話で精いっ
ぱいだから」(60.9%)であった。

家族が疲弊している現状では、多岐にわたる
制度(医療、福祉、教育)を横断して複雑な
調整を代行する高度な医療調整機能が不可欠。

ライフステージ移行への
懸念

将来のケアプランに関する不安要素として、「成人医療への移行
に関する不安」や「成人期以降の生活・居住場所の不足」が挙げ
られている。

小児から成人への移行期医療(トランジショ
ン支援)の医療側面からの安定的な支援とい
った専門的かつ継続的な支援が必要。

地域資源の絶対的な不足

短期入所を「利用していない」が最も多く(42.9%)、「利用希
望者が多く、予約が取れないため」が最大の理由である
(53.9%)。自由記述では、「受け入れ先の絶対数不足と利用の
困難さ」や「預けられる場所が少なすぎる。皆無」といった声が
ある。

地域に不足している資源そのものを開拓・啓
発する活動(地域支援や地域資源の創出・開
拓)が強く求められる。

親が調整役を担う負担

自由記述では、教育委員会、学校、看護師などとの連携について
多職種間の連絡調整や交通整理、仲介役とし
「都度、親が調整に入る必要がある。必要な話し合いではあるが、 て機能し、チーム内のコンフリクト解決のた
労力は大きい」という指摘があった。
めの橋渡し役を担う役割。

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