令和６年度障害福祉サービス等報酬改定後の状況に関する意見等（詳細版）
視点３ より質の高いサービスを提供していく上での課題及び対処方策・評価方法

２. 効果的な研修の導入

現在、グループホームにおいては、様々な職種が配置される中で、研修を義務付けられているのはサービス管理責
任者のみとなっている状況です。現在、グループホームでは入居者の重度化・高齢化、また行動障がいがある方への
対応など、支援していく上で専門性が必要な入居者が増えています。管理者への研修については検討されていますが、
今後は世話人や生活支援員等の他の職種においても何らかの研修があることが望まれます。事業の性質上、日常的
になかなか研修を受ける機会の確保が難しいため、この辺りを考慮した研修プログラムの検討をする必要があると考え
ます。
また、このような研修は市町村や圏域毎にグループホーム連絡会、自立支援協議会のもとでの居住部会のような事
業所のネットワークを組織して、すべての事業者にそこに参画する事を義務化した上で、その中でグループホームの支
援の質を向上するための研修を定期的に行っていくことも考えられます。

11