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【資料2】医療保険制度における出産に対する支援の強化について (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66117.html
出典情報 社会保障審議会 医療保険部会(第204回 11/20)《厚生労働省》
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本日ご議論いただきたい事項(案)①


医療保険制度における出産に対する給付体系の見直しについては、



令和7年冬頃までの医療保険部会における議論において、出産に対する給付体系の骨格の在り方について整理することを目指し、
給付体系の骨格が固まった後、産科臨床現場で行われる個々の対応についての具体の当てはめなど、個別具体的な内容については
制度施行に向けてさらに議論を深める

こととなった。これを踏まえ、本日は特に以下の論点を中心に議論を深めていただきたい。

◆ 給付体系の在り方について
前回の議論では、
・ 給付体系の在り方の検討に当たっては、周産期医療体制の確保という観点から一次施設を守るという視点が重要という意見
・ 赤字施設が拡大しているという産科医療機関の経営実態を踏まえ、その運営に支障を来さないような制度設計が必要という意見
・ 医療提供体制に大きな影響を与えることのないよう、現場の実情も踏まえた丁寧な議論が必要という意見
・ 妊婦の多様なニーズに応え、選択を制限することがないものとすることが必要という意見
があった。また、
・ 周産期医療体制の確保は重要な課題であるが、これは国としての体制整備の問題であり、新たな給付体制とは切り離して考えるべき
という意見
・ 限りある保険医療財政を踏まえ、税と保険の性格の違いを踏まえた検討が必要という意見
もあった。さらに、
・ これまでも出産育児一時金が引き上げられてきたものの、そのタイミングで請求される出産費用も上昇するため、当事者にとって
負担軽減には繋がらない
という意見もあった。
<給付方式の在り方について>
現在は、出産育児一時金という現金給付の仕組みが取り入れられているが、標準的なケースで妊婦の自己負担が発生しないような給付方
式の在り方について、どのように考えるか。
<給付内容について>
出産費用に地域差や施設差がある現状や産科医療機関の経営状況等も踏まえつつ、給付の内容やその後の検証の在り方などについてどの
ように考えるか。

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