よむ、つかう、まなぶ。
【資料4】AMR対策における抗菌薬分類の活用について(報告) (9 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64503.html |
| 出典情報 | 厚生科学審議会 感染症部会(第99回 10/21)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
第12回厚生科学審議会感染症部会
薬剤耐性(AMR)に関する小委員会
( 参 考 ) AWa R e 分 類 の 概 要
資料1
2025(令和7)年10月8日
⚫ AWaRe 分類は、WHOが定めた必須医薬品リスト(EML)※1の抗菌薬に関して、臨床的重要性と薬剤耐性化の危険性を考
慮し3つのカテゴリー(Access(アクセス)、Watch(ウォッチ)、Reserve(リザーブ))に分類したもの。
※1 EML(WHO Model list of essential medicines:必須医薬品リスト):医薬の入手が困難な開発途上国における入手しやすさも考慮して選定された、基本的な医療に最小限必
要な医薬品選定の際の指標
⚫ 当該分類は、適正使用推進を目指したツールの1つであり、抗菌薬の使用を最適化するための目標を定めたり、モニタリン
グすることに役立つ。なお、日本においては、AMR臨床リファレンスセンターが感染対策連携共通プラットフォーム(JSIPHE)等のシステムを通じて、AWaRe分類に沿ったサーベイランスを行っている。
⚫ WHOでは、使用される抗菌薬全体のうち、Accessに分類される抗菌薬の割合を 60%以上にすることを目標としているが、
日本では22.94% ※2に止まっている。また、UNGA 政治宣言(2024) ※3では、AWaRe分類を抗菌薬適正使用の指標とし
て推奨しており、2030年までに 70%以上にすることを目標としている。
※2 薬剤耐性(AMR)ワンヘルス動向調査年次報告書2024
※3 https://www.un.org/pga/wp-content/uploads/sites/108/2024/09/FINAL-Text-AMR-to-PGA.pdf
AWaRe 分類※4
◼ Access
一般的な感染症の第一選択薬、又は第二選択
薬として用いられる耐性化の懸念の少ない抗
菌薬で、全ての国が高品質かつ手頃な価格で、
広く利用出来るようにすべき抗菌薬。
◼ Watch
耐性化が懸念されるため、限られた疾患や適
応にのみ使用すべき抗菌薬。
◼ Reserve
他の手段が使用できなくなった時に最後の手
段として使用すべき抗菌薬。
World Health Organization, AWaRe classification of antibiotics for evaluation
and monitoring of use, 2023より引用改変
※4 薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン 2023-2027
9
薬剤耐性(AMR)に関する小委員会
( 参 考 ) AWa R e 分 類 の 概 要
資料1
2025(令和7)年10月8日
⚫ AWaRe 分類は、WHOが定めた必須医薬品リスト(EML)※1の抗菌薬に関して、臨床的重要性と薬剤耐性化の危険性を考
慮し3つのカテゴリー(Access(アクセス)、Watch(ウォッチ)、Reserve(リザーブ))に分類したもの。
※1 EML(WHO Model list of essential medicines:必須医薬品リスト):医薬の入手が困難な開発途上国における入手しやすさも考慮して選定された、基本的な医療に最小限必
要な医薬品選定の際の指標
⚫ 当該分類は、適正使用推進を目指したツールの1つであり、抗菌薬の使用を最適化するための目標を定めたり、モニタリン
グすることに役立つ。なお、日本においては、AMR臨床リファレンスセンターが感染対策連携共通プラットフォーム(JSIPHE)等のシステムを通じて、AWaRe分類に沿ったサーベイランスを行っている。
⚫ WHOでは、使用される抗菌薬全体のうち、Accessに分類される抗菌薬の割合を 60%以上にすることを目標としているが、
日本では22.94% ※2に止まっている。また、UNGA 政治宣言(2024) ※3では、AWaRe分類を抗菌薬適正使用の指標とし
て推奨しており、2030年までに 70%以上にすることを目標としている。
※2 薬剤耐性(AMR)ワンヘルス動向調査年次報告書2024
※3 https://www.un.org/pga/wp-content/uploads/sites/108/2024/09/FINAL-Text-AMR-to-PGA.pdf
AWaRe 分類※4
◼ Access
一般的な感染症の第一選択薬、又は第二選択
薬として用いられる耐性化の懸念の少ない抗
菌薬で、全ての国が高品質かつ手頃な価格で、
広く利用出来るようにすべき抗菌薬。
◼ Watch
耐性化が懸念されるため、限られた疾患や適
応にのみ使用すべき抗菌薬。
◼ Reserve
他の手段が使用できなくなった時に最後の手
段として使用すべき抗菌薬。
World Health Organization, AWaRe classification of antibiotics for evaluation
and monitoring of use, 2023より引用改変
※4 薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン 2023-2027
9