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【資料4】AMR対策における抗菌薬分類の活用について(報告) (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64503.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第99回 10/21)《厚生労働省》
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日 本 の 診 療 の 実 態 に 即 し た AWa R e 分 類 に 基 づ く
効果的な評価及び活用方法の検討

第11回厚生科学審議会感染症部会
薬剤耐性(AMR)に関する小委員会

資料2

2025(令和7)年7月31日

⚫ ウイルス性上気道炎や急性下痢症に対する抗菌薬の使用状況を重点的にモニタリングする観点や、一部の抗菌薬について長
期処方が推奨される場合があることを踏まえ、経口抗菌薬の処方日数を14日未満と14日以上で分けて抗菌薬の使用量を見た
ところ、2019年において、抗菌薬の使用量全体に対して14日以上の処方が約3割強を占めていた。
<処方日数の参考としたもの>
⚫ EML選定する際に対象となった代表的な感染症群の抗菌薬
処方期間の多くが14日未満であること

EML選定における感染症群(一部抜粋)
感染症名

人口1000人・1日あたり抗菌薬使用量(DID)
(14日未満 vs 14日以上)(年別)

DID

14日以上

12

抗菌薬治療期間

急性中耳炎

5日間

咽頭炎

5日間~10日間

急性副鼻腔炎

5日間

口腔および歯科感染症

3~5日間

局所性急性細菌性リンパ節炎

5日間

細菌性眼感染症

単回~14日間

軽度の市中肺炎

5日間

慢性閉塞性肺疾患の増悪

5日間

急性感染性下痢症/胃腸炎

単回~5日間

皮膚および軟部組織感染症 - 軽度の細菌
性膿痂疹、丹毒、蜂巣炎

5日間

熱傷創部関連感染症

5日間

創傷および咬傷感染症

5日間

クラミジア性尿路生殖器感染症

単回~7日間

淋菌感染症

単回

トリコモナス症

単回または7日間

下部尿路感染症(主に単純性膀胱炎等)

3~5日間

参考:The WHO AWaRe (Access, Watch, Reserve) antibiotic book
(https://www.who.int/publications/i/item/9789240062382)
Clin Microbiol Infect. 2024 Apr:30 Suppl 2:S1-S51.

3.44

3.49

3.54

14日未満

3.51
3.50

3.59

3.77

(33.8%)

8

3.88

4

8.66

8.58

8.96

8.88

8.11

7.66

3.97

7.39

(66.2%)

4.73

4.12

0
2013

2014

条件

2015

2016

2017

2018

2019

2020

2021

期間:2013年~2021年
抗菌薬使用量:DID(人口 1,000 人あたりの1日使用量)
抗菌薬の選定:外来処方、医科診療、内服抗菌薬

出典:国立健康危機管理研究機構 AMR臨床リファレンスセンターより提供

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