よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


入ー1参考 (161 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00281.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第11回 9/11)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

指標等作業G資料1
緊急入院などの入棟経緯に着目した重症度の指標の例
7 . 6 . 2 9



救急搬送・緊急入院の件数に着目して、内科系症例の重症度を適切に評価できる指標の考え方について、
様々な案の懸念点と考えられる改善点について、以下のとおりまとめた。

(例1)A項目の「緊急に入院を必要とする状態」の評価日数を改めて5日間とする。
懸念点:評価対象期限まで、入院期間の延長が誘導されるのではないか。
地域包括ケア病棟ではA項目1点で基準を満たすこととなるが、当該項目に該当する全ての患者が、疾病の状態や処置の内
容等によらず、入院後5日間にわたり重症度の基準に該当すると評価されることが適切か。
改善点:救急搬送や緊急入院の病院・病棟としての受入は、全体的な重症患者の入院受入として評価し得るため、医療機関や病棟に
おける当該受入件数を評価対象としてはどうか。

(例2)病床あたり緊急入院受入件数を直接的に評価し、一定の基準を超える場合に、当該病棟の全ての入院患者のA
項目に1点加点した上で、重症度該当割合の基準を見直す。
懸念点:不必要な緊急入院を惹起するのではないか。
緊急入院件数が一定の基準を超えることができない病院・病棟は、緊急入院件数がたとえわずかな違いであっても基準を満
たした病院と評価が異なることとなることに加え、該当割合基準の見直しにより、より一層、重症度を満たしづらくなるの
ではないか。
改善点:病床あたり緊急入院件数に加え、入院しなかった救急搬送受入件数も評価し、また、一定の基準で判断するのではなく、連
続的な指数として評価してはどうか。

(例3)「各病棟への病床あたり緊急入院件数(救急搬送を含む)」と、「救急搬送のうち入院しなかった件数を
(例えば病棟毎の緊急入院件数に応じて)各病棟に按分した数」を合算し、当該件数に一定の係数をかけた数
値を、当該病棟における重症度該当割合に加えることで、該当割合を底上げする。
161

161