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(資料1)危機対応医薬品等(MCM)の利用可能性確保に関する検討 (18 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_62702.html
出典情報 厚生科学審議会 危機対応医薬品等に関する小委員会(第9回 9/1)《厚生労働省》
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MCMのプッシュ型・プル型研究開発支援の検討について
⚫ 厚生労働省においては、重点感染症に対するプッシュ型研究開発支援として、日本医療健康開発機構(AMED)を通じた研究
開発支援やMCM開発支援事業 ※1 、データ等提供支援としての感染症臨床研究ネットワーク(iCROWN)事業 ※2 等を実施し、
プル型インセンティブとして、AMRに対する抗菌薬確保支援事業を実施している。
※1

重点感染症のMCM(感染症危機対応医薬品等)開発支援事業

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37353.html

※2

令和3年度に構築した新興・再興感染症データバンク事業ナショナル・リポジトリ( REBIND)を包括し、令和7年度より臨床情報・検体等の収集・提供や特定・第一種感染
症指定医療機関等からなる臨床研究のためのネットワーク構築を行っている( https://icrown.jihs.go.jp/ )

⚫ また、新型コロナウイルス感染症では、日本医療健康開発機構(AMED)等を通じた研究開発支援に加え、国主導で生産体制
整備・調達(確保)・流通等を行った。
⚫ 平時においては患者の発生の予測ができず、需要の見込みが極めて困難であるMCMに対し、企業等がMCM開発に取り組め
る環境を整えることが、感染症危機への備えとして極めて重要であり、第8回MCM小委員会においても、企業の開発を促す
ためのプル型インセンティブの重要性等についてご意見いただいたところ。
⚫ MCMの利用可能性確保を実現するため、重点感染症に対するMCMのプッシュ型・プル型研究開発支援を検討する必要があ
る。
国内におけるMCMのプッシュ型・プル型研究開発支援について、
⚫ MCMの研究開発目標を設定し、プッシュ型研究開発支援を軸に、戦略的に支援を行う
⚫ 平時におけるプル型研究開発支援については、既存の抗菌薬確保支援事業や備蓄(買上)の活用等を検討する
⚫ 感染症危機発生時には、研究開発から生産体制整備・調達(確保)・流通等にかかる一連の支援を行う
を基本とし、以下について、引き続き検討を行う。
✓ 産官学の連携強化
✓ 海外事例を参考にした国内におけるプッシュ型・プル型研究開発支援の制度設計
✓ 一元的な支援体制の検討


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