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資料6 「2040年に向けたサービス提供体制等のあり方」検討会とりまとめに係る参考事例について (71 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59984.html
出典情報 社会保障審議会 介護保険部会(第123回 7/28)《厚生労働省》
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大分県豊後大野市

~社会福祉法人(養護老人ホーム)が、空き家・貸家を借上げ、住まい支援と生活支援を一体的に実施に加え、
新たに就労支援・生きがい創出~ ※ 高齢者住まい・生活支援伴走支援事業
社会保障審議会介護保険部会(第118回)
令和7年3月17日

◆事業の概要
(伴走支援事業応募の経緯)
○ 「低所得高齢者等住まい・生活支援モデル事業」終了後、平成
29年度からは豊後大野市の委託事業として「くすのきハウス」事
業(空き家を法人が借り上げ、生活支援を提供)を継続実施。
○ 利用者は法人所有の施設やくすのきハウスに留まる傾向が高い
ものの、過去に一人だけ民間賃貸住宅に移った実績もあり、くす
のきハウス卒業生のための住まい支援のかたちが別にあるのでは
ないかと模索。
(取組方針)
○ 「くすのきハウス」の卒業生のための住宅確保(民間賃貸住宅)、
そのための貸主との関係構築を図る。
○ 社会生活には住宅確保と生活支援のほか、就労支援を一体的に
提供していく必要があり、その中でも特に就労の場を創出してい
く。
○ 居住支援の理解を深めるため、地域の大家さんや、地域で居住
支援に関わる幅広い関係者(大分県、豊後大野市、居住支援法人、
医療機関MSWなど)を招き、「福祉と住宅をつなぐ」という
テーマで勉強会を実施。
◆伴走支援事業の成果
○ 伴走支援事業を通じ、地域における親身になってくれる大家さ
んや地域の関係者との出会いがあり、今後の関係づくりのきっか
けにできた。
○ くすのきハウス住人が元気なのは、なすべきこと(仕事、いき
がい)があるから。くすのきハウス住人の仕事ぶりを見た地域の
篤農家から仕事の依頼もきていて、今後の就労支援広がりのきっ
かけになった。
○ 住まい+生活支援+生きがい(就労支援)。社会福祉法人が得
意とする生活支援だけでは十分でないことに気づいた。
○ 大分県のネットワークの中で、居住支援が仕組み作りであるこ
とを知った。施設的世界から目覚める機会を得た。
○ 今後は大分県や市とも連携し、地域のネットワークづくりの
きっかけともなった。(豊後大野市居住支援協議会令和5年度に
設立。事務局を担う)

資料1




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