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【資料2】電子処方箋・電子カルテの目標設定等について (11 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59229.html |
出典情報 | 「医療DX令和ビジョン2030」厚生労働省推進チーム(第7回 7/1)《厚生労働省》 |
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臨床検査コードについて
現
状
と
課
題
臨床検査コードの厚生労働省標準規格として、2011年からJLAC10(Japan Laboratory Code, version10)の使用を推奨して
いるが、医療機関等での利用は非常に低く、日本では複数のコード(例:JLAC10、JLAC11、LOINC、ハウスコード等)
が併存している。
コードが統一されていないため、システム間での情報連携が容易でないことに加え、医療機関毎にマスタを管理
しているため一括更新できない等の医療機関やベンダー等のコストを増大する一因になっている。
JLAC10が十分に利用されていない主な理由は、JLAC10がコードそのものでなく、付番規則であるため、各医療機
関等で付番する必要があるためと考えられる。また、JLAC10のコード体系には検査結果の「単位」が含まれてい
ない課題もある。
そのため、JLAC10を改訂したJLAC11では、「単位」に係る情報を加えるとともに、一意のコードとなるように
JLACセンターでコードを付番することとしている。
ただし、JLAC11で付番されている検査は、カバー率に課題がある。(検査頻度ベースでは概ねカバーされている
が、検査の種類ベースでは、十分でない。)
※ JLACセンターは一般社団法人医療データ活用基盤整備機構(IDIAL)内に置かれた組織で、日本臨床検査医学会臨床検査項目コード委員会の委嘱を受け
た唯一のJLAC正統機関
【出典】https://www.idial.or.jp/jlac_found.html
コードの統一化とJLAC11のカバー率の改善
◼ 病院の情報システムの刷新・システム関係経費の削減に資するよう、JLAC11を厚生労働省標準規格として認定
し、電子カルテ等のシステムの標準仕様で統一的な検査コードとしてJLAC11を位置付ける。
対
応
◼ コードの付番や維持管理にかかる体制として、JLACセンターの機能を公的に行う仕組み※に移行して、機能を強
化する。 ※ JLACセンター等の関係者と連携し、コードの付番や維持管理にかかる体制等の具体化、運用方針の決定を令和7年度中に行う。
その上で、JLAC11のカバー率にかかる課題への対策として、付番されていない検査について、使用頻度の高い
検査から付番する。
<参考> 病院の情報システムの刷新に係る方向性について(厚生労働省 令和7年1月22日)
医薬品・検査等の標準コード・マスタ、並びにこれらの維持管理体制の整備を進めるとともに、現場における標準コード・マスタの利用の徹底を図る。
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臨床検査コードの厚生労働省標準規格として、2011年からJLAC10(Japan Laboratory Code, version10)の使用を推奨して
いるが、医療機関等での利用は非常に低く、日本では複数のコード(例:JLAC10、JLAC11、LOINC、ハウスコード等)
が併存している。
コードが統一されていないため、システム間での情報連携が容易でないことに加え、医療機関毎にマスタを管理
しているため一括更新できない等の医療機関やベンダー等のコストを増大する一因になっている。
JLAC10が十分に利用されていない主な理由は、JLAC10がコードそのものでなく、付番規則であるため、各医療機
関等で付番する必要があるためと考えられる。また、JLAC10のコード体系には検査結果の「単位」が含まれてい
ない課題もある。
そのため、JLAC10を改訂したJLAC11では、「単位」に係る情報を加えるとともに、一意のコードとなるように
JLACセンターでコードを付番することとしている。
ただし、JLAC11で付番されている検査は、カバー率に課題がある。(検査頻度ベースでは概ねカバーされている
が、検査の種類ベースでは、十分でない。)
※ JLACセンターは一般社団法人医療データ活用基盤整備機構(IDIAL)内に置かれた組織で、日本臨床検査医学会臨床検査項目コード委員会の委嘱を受け
た唯一のJLAC正統機関
【出典】https://www.idial.or.jp/jlac_found.html
コードの統一化とJLAC11のカバー率の改善
◼ 病院の情報システムの刷新・システム関係経費の削減に資するよう、JLAC11を厚生労働省標準規格として認定
し、電子カルテ等のシステムの標準仕様で統一的な検査コードとしてJLAC11を位置付ける。
対
応
◼ コードの付番や維持管理にかかる体制として、JLACセンターの機能を公的に行う仕組み※に移行して、機能を強
化する。 ※ JLACセンター等の関係者と連携し、コードの付番や維持管理にかかる体制等の具体化、運用方針の決定を令和7年度中に行う。
その上で、JLAC11のカバー率にかかる課題への対策として、付番されていない検査について、使用頻度の高い
検査から付番する。
<参考> 病院の情報システムの刷新に係る方向性について(厚生労働省 令和7年1月22日)
医薬品・検査等の標準コード・マスタ、並びにこれらの維持管理体制の整備を進めるとともに、現場における標準コード・マスタの利用の徹底を図る。
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