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【資料2】電子処方箋・電子カルテの目標設定等について (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59229.html
出典情報 「医療DX令和ビジョン2030」厚生労働省推進チーム(第7回 7/1)《厚生労働省》
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医薬品コードについて













 医薬品コードは、卸業者と医療機関との間等での受発注や、医療現場での処置・投薬等、様々な場面で、様々なコード
が活用されている。特に、医療機関や薬局までの物流段階と、納入以降の段階で活用されているコードが大きく異なり、
容易には変換できないため、医療従事者の作業負担になっているとの意見もある。
 また、各コードの関係性が整理されていないことや、関係者が必要とするタイミングで付番されていない場合もあるこ
と等から、各システムベンダーや医療機関・薬局などにおいて、独自マスタの整備や独自コード(ハウスコード・ダミー
コード)の設定等を行う必要が生じ、結果として、トラブルの発生や費用・時間の増大につながっていると考えられる。

これらの観点から、主要な医薬品コードの関係性を医薬品マスタとして整理し、国が責任を持ってマスタ情報の
維持管理を行う必要がある。(コードに意味が含まれている場合があるため、統一的な医薬品コードを新設することは困難)
令和6年12月に生じた電子処方箋トラブルの再発リスクを低減するとともに、システムベンダーや医療機関のシステム
担当者の負担を軽減するために、厚生労働省は必要な関係者調整等を行い、令和8年度から、
・医薬品コードの関係性(YJコード・レセ電コード・一般名コードの対応関係)を明らかにする。
(具体的には、電子処方箋管理サービス内で使用している医薬品マスタを公開※1する。)
※1 関係者(関係企業、社会保険診療報酬支払基金、PMDA等)を入れた検討の場を速やかに設け、管理・公開方法等の運用方針について令和7年度中に決定する。

・コードの早期付番や一般名コードの整備を進める。
<残課題>ワクチン等の保険適用外の医薬品に関する情報や物流分野のキーコードの情報について整備等が不十分




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令和10年度当初を目途にワクチン等を含む医療用医薬品の流通分野のキーコード(GS1コード)とYJコードを含む公的なデー
タベース※2を公開し、維持管理する。 ※2 PMDA等への設置を検討。
物流分野のキーコードも整備されるため、医薬品のトレーサビリティが強化されるとともに、医療機関の在庫管理等の
作業負担を軽減できる。また、医療情報の二次利用の促進にも資する。

メーカー・卸業者

受発注
GS1コード

医療機関・薬局

処置・投薬
GS1ではないコード

容易に変換可能(現状では、変換困難)

患者

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